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中居&ベッキー、騒動後金スマ初収録@

■中居&ベッキー、騒動発覚後初「金スマ」収録 渦中共演 複雑の極み

 グループ分裂の危機を乗り越えたSMAPの中居正広(43)と不倫疑惑騒動の渦中にあるタレントのベッキー(31)が23日、東京・赤坂のTBSでバラエティー番組「中居正広の金曜日のスマたちへ」の収録に臨んだ。

 同番組の収録は今年1回目で、両者の騒動が明るみに出てから初めて。SMAP存続は決まったが、まだ心の整理がついていない中居。新たなLINEのやりとりが発覚したことで騒動が泥沼化したベッキー。ともに複雑な思いを抱えた中での対面となった。

 中居は収録の冒頭、自ら分裂騒動に触れた。TBS関係者によると「俺、元気ないよ〜。もう疲れたよ〜」と切り出して、共演者を笑わせた。また「暗い顔だと引きずってると言われるし、明るいと能天気だと言われる。どっちを見せても騒がれるんだろうな」とも漏らした。晴れきっていない心の中を表すように、どんな顔で臨めばいいのか悩んでいた。

 収録は午後6時ごろに始まり、深夜まで続いた。番組スタッフによると、ゲスト出演した前プロ野球DeNA監督の中畑清氏(62)に「頑張れ」と声を掛けられ、中居は感謝しながら「大丈夫です。心配しないでください」と話した。収録開始前にスタジオに向かう際は、険しい表情だった。

 一方、4人組バンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(えのん、27)との不倫疑惑騒動の波紋が広がるベッキー。つらい状況でもベッキースマイルは欠かさず、中居の発言にも笑っていた。スタジオの外でも共演者やスタッフに明るくあいさつするなど、普段通りに振る舞っていた。

 中居の心の整理がつくには時間が必要だが、共に歩むことを決めたメンバーやねぎらってくれた先輩や後輩の力を借りて、新たな歩みを進める。芸能史に残る分裂危機を乗り越えて仕事に打ち込む姿は、ベッキーの目にどう映っただろうか。

◆“気遣いの人”中居がベッキー和ませた!?「金スマ」で同じ楽屋

 共演だけでさえ注目が集まる中居とベッキーだが、実は、楽屋が同じ部屋だった。20畳ほどの大部屋を半分に分けた間取りにそれぞれが入るようになっており、実質的に同部屋。入り口の左手が中居、右手がベッキーの楽屋だった。番組関係者は「2人はいつもここで顔を合わせる。ベッキーさんが“よろしくお願いします”とあいさつする姿を見かける」と話す。

 いったんは独立を決めた中居は、ジャニーズ事務所に残ってSMAPを続けるという結論を出した。しかし、苦楽を共にした女性マネジャー(58)が事務所を離れ、複雑な思いも抱えている。片やベッキーは21日発売の「週刊文春」に、不倫疑惑に関する新たなLINEの内容が掲載された。謝罪会見の前日に「文春」を「センテンス スプリング(文と春の英語)」と言うなどのやりとりを川谷としていたことが判明。騒動収束の糸口は見えていない。

 楽屋でどのような会話が交わされたかは分からない。ただ、ベッキーが収録に向かう際の表情を見たスタッフは「少し和らいでいた印象」と語る。スタッフは「中居さんから優しく声を掛けられたのでは」と推測した。中居は周囲への気遣いを欠かさない男。この日も、150人分の寿司弁当を差し入れた。

 中居の心の整理がつくには時間が必要だが、共に歩むことを決めたメンバーやねぎらってくれた先輩や後輩の力を借りて、新たな歩みを進める。芸能史に残る分裂危機を乗り越えて仕事に打ち込む姿は、ベッキーの目にどう映っただろうか。

つづく