1 陽花

SMAPが騒動後2ヶ月ぶり生出演

■SMAP生出演 異例の厳戒態勢

 解散騒動を乗り越えたSMAPが12日、福島・会津若松の會津風雅堂で開催されたNHK総合「震災から5年 “明日へ”コンサート」に生出演。騒動後、ファンの前で生歌を初披露した。

 生放送は、異例とも言える厳戒態勢の中で行われた。

 午前中から、会場は30人以上の警備員が数十メートルおきに配備され、付近に立ち止まることも許されない状況に。会場周辺には柵が設置され、入場整理券を持たない人は敷地内に一切立ち入り不可という掲示がなされた。楽屋口付近は、多数の車で視界がふさがれ、車と車の間も黒いビニールなどで埋められた。

 午後には福島県警の警察官約20人も動員され、SMAPが会場前で開会宣言をした際には、入り口付近に警備員が総動員された。

 観覧した埼玉県の女性は「やっぱり5人のSMAPが最高です!」と大興奮。福島県の女性も「今日、このステージを見られて本当に幸せでした」と涙目になりながら話した。

◆SMAP 福島で歌のメッセージ

 周辺に厳戒態勢が敷かれる中、国民的グループは大トリとしてヒット曲「世界に一つだけの花」など3曲を熱唱。5年連続参加となったメンバーと会場が一つになり、“歌の力”を通じて被災地に復興へのメッセージを届けた。

 最後を締めくくったのは、5人で進んでいくことを決めたSMAPだった。

 演歌歌手・北島三郎(79)が「まつり」を歌い終えたライブ終盤。5年連続で司会を務める中居正広(43)を中央に、メンバーはステージに立った。

(16/3/13(日)デイリースポーツ)


■中居センター!笑顔のSMAP、2か月ぶり生出演

 解散騒動を乗り越えたSMAPが12日、福島・会津若松市の会津風雅堂で行われたNHKの生番組「震災から5年“明日へ”コンサート」で、騒動後初めて5人そろってファンの前に姿を見せた。5人が全員で生出演したのは、騒動を生謝罪した1月18日のフジテレビ系「SMAP×SMAP」以来となった。

 番組冒頭、5人は会場の外の玄関前で並び、中居正広(43)が「歌の思いを届けたい」とあいさつ。小声で進行する中居に、木村拓哉(43)が「小さい声でしゃべってるじゃん」と笑顔で突っむと、中居が「近所迷惑になっちゃう」と照れ笑いで返す場面もあった。

 スマスマの生謝罪では、木村がセンター、中居が左端に立ち、さまざまな臆測を呼んだが、この日は中居がセンターに返り咲き、通常シフトに戻った。ステージでは「オリジナルスマイル」や「この瞬間、きっと夢じゃない」を披露し、フィナーレは客席を練り歩きながら「世界に一つだけの花」を大合唱。スマスマの時にはなかった笑顔も戻り、中居は「また来年お会いしましょう!」と再会を約束した。

 関係者によると、生放送後には中居が1400人の観客に対し、出演者を1組ずつ紹介。「家に帰るまでが“明日へコンサート”だからね〜」と呼びかけ、和やかな雰囲気で終了した。一方で、会場の外には警察官20人、警備員50人が配備され、厳戒態勢が敷かれた。

 「明日へ―」は今回で5年目。過去4回はいずれも中居と有働由美子アナ(46)が司会を務め、SMAPも毎年出演してきた。NHKによると、今回の出演は騒動前に決定していた。この日のメンバーの会場入りはバラバラで、正午過ぎに中居が一番乗りで来場したという。

(16/3/13(日)スポーツ報知)