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中居が今年の巨人を語る@

■中居正広が巨人を語り尽くした!(その1)「優勝するためには、全員がキーマン」

 大のG党で知られるSMAPの中居正広(43)が24日、スポーツ報知の単独インタビューに応じ、高橋由伸新監督(40)のもとV奪回を目指す今季の巨人を占った。

 スローガンの「一新」を成し遂げるためのキーマンを「全員」とキッパリ。阿部慎之助捕手を欠いて開幕を迎える今季の戦力に厳しい見方を明かした一方で「高橋監督を何としてでも胴上げしたい、という気持ちを感じる」と就任1年目の優勝を予想した。

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 いよいよ始まります。今年優勝するのは、もちろんジャイアンツ! でも、今年は一番自信がない。これまでは優勝で間違いない。だって、それは決まってることだから。『5球団が頑張っても(優勝は)ジャイアンツっていうシナリオが出来てるんだから』って胸を張って言えた。自信がないのは今年初めてかも知れない。昨季と比べて戦力がアップしているのか。個々の力を信じるしかない。そこだけのような気がします。

 この前、1軍選手登録を見ました。阿部(慎之助)もいないですし、岡本(和真)もいないですし。阿部は『大丈夫、大丈夫』ってずっと言ってたから、7番あたりで楽しみだなと思ってたけど…。柱に間違いない選手ですから。岡本も、やっぱり高卒の選手は、ピッチャーも野手も3年かかりますね。あのマーくん(田中将大=ヤンキース)もダルビッシュ(有=レンジャーズ)も。中田(翔=日本ハム)でも3年4年かかってますから。

 優勝するためには、全員がキーマン。どのスポーツも、個々の力とチーム力とがある。個々の力は激変することはないと思いながらも、山田(哲人=ヤクルト)、柳田(悠岐=ソフトバンク)は去年、一昨年から成績は残していたけど、3割30本っていう打者がポンと1人でも出てくるとチームが変わる。今の巨人は3割がいない。2割4、5、6分が7、8人。坂本(勇人)は3割、長野(久義)も3割を打たないと。あと立岡(宗一郎)が3割を打てれば。

 V奪回に向けて、一番の強敵は阪神ですね。あそこも金本新監督になって“改革”ですから。3年目の横田(慎太郎)、新人の高山(俊)という若い2人がオープン戦で結果を出した。鳥谷(敬)が6番に入るなんて、今までなかった。普通に元気だったら3割を打てますし。巨人より選手層は厚い。ぜいたくな悩みをしている。ジャイアンツ目線で見ると、そう感じてしまう。

 前にセ・リーグ6人の監督が出る番組があって、金本監督は「笑顔」「明るさ」って言っていた。金本監督から、その言葉が出たのが意外。「厳しさ」「忍耐」「負けん気」とか。根性論が出てくると思ったから意外でした。キャンプ中は厳しかったと思うけど、「明るさがあれば、厳しさを乗り越えられる」ということだと思う。短いキャンプの間に意識改革が浸透しているのかなとは感じます。

 優勝の仕方を覚えたヤクルトはもちろん強敵。畠山(和洋)、川端(慎吾)、山田が去年と同じような活躍ができるか保証はないけど、バレンティンが戻ってきて、雄平がもう少し打てるようになったら、それは怖い打線になる。広島はマエケン(前田健太=ドジャース)の穴は大きい。DeNAは、かきまぜるような存在になるのかな。中日は不気味。みんな外野手出身の監督だけど、谷繁監督だけキャッチャー。まったく違う角度の野球をやるんじゃないかと思うし、何が起きるか分からない。

続く