1 陽花

ベッキー復帰で中居に賞賛の声A

■ベッキー“友人関係”は「ウソ」 104日ぶり復帰 涙の激白

 ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音(27)との不倫騒動で休業していたタレントのベッキー(32)が13日、TBS系バラエティー「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(午後8時57分)に出演した。1月30日にフジテレビ「にじいろジーン」の出演を見合わせて以来(一部収録済みを除く)104日ぶりの復帰となる。SMAP中居正広(43)と1対1で向き合い、真相を激白。1月6日の謝罪会見については「うそがあった」として、川谷とは「恋愛関係でした」と明かした。

 「ファンの皆さま、世間の皆さま、お騒がせしてしまって申し訳ありません。1月に行った記者会見は、たくさんの間違いがありました。言葉を届けるお仕事をしているのに、事実と違うことをお伝えし、深く反省しています。人としてもプロとしても本当に最低なことをしてしまいました」。チャームポイントの大きな瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。

 番組は、ベッキーが中居と2人きりでいろりを囲み、川谷の元妻に謝罪する機会をもらったことを打ち明ける場面から始まった。収録が行われたのは5月2日。その1週間後、ベッキーは正式に元妻に謝罪。時を同じくして9日に川谷が離婚を発表した。

 中居はベッキーの友人として、また視聴者の立場になって時に厳しい言葉で質問を続けた。正月にベッキーは、川谷の実家がある長崎を2人で旅行し、川谷の両親にも会ったが、1月6日の謝罪会見では『友人関係であることは間違いありません』と語っていた。

 「あの会見にうそはありましたか?」。中居の直球に対し、ベッキーはしばらく黙った後「…うそはありました」と声を絞り出し「恋愛関係でした」と真相を打ち明けた。

 中居が「でも旅行に行って付き合っていないというのは通用しないんじゃないか?」と眉をひそめると、「気持ちが通った時点で不倫だと思います。愚かでした。いくつもブレーキをかけるポイントはあったのに毎回かけられず…」とうつむいた。

 禁断の恋に歯止めがかけられなかった理由について「もう(川谷の)夫婦関係が破たんしていると思ったので、そのうちお別れするかもしれないと思っていました。報道が落ち着いたら、また何カ月か後に出会って恋ができるという気持ちもありました」と話した。

 その後、「週刊文春」に川谷の妻のインタビューが掲載され、ベッキーは自分の罪の大きさを知って1月中旬から連絡を絶った。「頭でまず考えて『好きじゃない、好きじゃない』と。それに心が追いついていきました。」

 中居が「もう好きじゃない?」と何度も念を押すと「好きじゃないです」とキッパリ。「お許しはいただけないと思うんですが、またテレビのお仕事をマイナスから頑張らせていただきたいと思います。もう二度と皆さんを裏切ることがないように…本当にすみません」と決意表明した。

 ベッキーは川谷を「男性」と呼び、一度も名前を口にすることはなかった。完全決別への覚悟を感じ取った中居は最後に「頑張ろうね」と優しいまなざしを向けていた。

◆ブログ更新 改めて謝罪

 ベッキーは13日深夜、1月1日以来、自身のブログを更新した。

 ブログは「みなさまへ」のタイトルで、「このたびは、私の一連の行動により、多くの方々に多大なるご迷惑をお掛けしたことを、深くおわび申し上げます」と謝罪。

 また、「私のすべての行動、LINEのすべての内容は、皆さまを不快にさせてしまうものでした。当時の私は、考えが幼稚で認識が甘く、周りが見えておりませんでした」と悔恨の念をつづった。

 その上で「これからは自身をわきまえ、公私ともに誠実に歩んでいきたいと思います」とファンに決意を伝えた。

◆1月の会見で川谷絵音との関係について発言した内容

 「私はアーティスト、川谷絵音さんの作る音楽のファンでありまして、ライブにも行かせていただき、打ち上げなどでお話をさせていただき、そんな中、川谷さんと連絡を取るようになりました」

 「(週刊文春の)記事にありましたように、2人でお食事に行かせていただいたこともあります。そして、お正月に(川谷の)ご実家にお邪魔したことも事実です。ただ、お付き合いということはなく友人関係であることは間違いありません」

◆今後の活動「未定」 所属事務所

 所属事務所「サンミュージックプロダクション」のコメント(抜粋)。

 「今般、ベッキーは川谷様の元奥さまへの謝罪の機会をいただき、またかねて出演のご相談をさせていただいていたTBSテレビ「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」で、これまでの経緯や自身の胸中をお話させていただきました。またベッキーの今後の活動につきましては目下、未定です。関係者の皆さまとご相談をさせていただきながら慎重に詰めたいと考えております」

つづく