1 陽花

木村がハワイから帰国し、ファンに謝罪@

■木村拓哉が帰国 ファンにSMAP解散を謝罪「すごく、ごめんなさい」

 12月31日をもっての解散を発表したSMAPの木村拓哉(43)が22日、休暇中のハワイから帰国した。解散発表後、メンバーで初めて報道陣の前に姿を見せた木村は台風の中、2時間10分遅れで千葉・成田空港に到着。騒動の渦中にある木村の出現に空港が騒然となる“嵐の帰国”となったが、堂々と報道陣の前に立ち「すごく、ごめんなさい」とファンに解散決定を生謝罪した。

 解散発表から8日、茶色のハットにサングラス姿の木村が空港に到着すると、周囲は「キムタクじゃない?」「かっこいい」とざわめき始めた。

 到着ロビーには約200人が集まり、関係者約20人が徹底ガード。木村に迫る報道陣に関係者がタックルして制止、怒号が飛び交う殺伐とした雰囲気の中、迎えの車に向かっていた木村は自ら足を止めた。ファンへの言葉を求められると、沈んだ表情で「すごく、ごめんなさい」と謝罪。自ら口を開く対応に関係者も驚くほどだった。

 グループ存続派だった木村は9日頃から夏休みで約2週間、家族とハワイに滞在。活動休止の方向で話が進んでいたが、10日に他のメンバーから「休むより解散したい」と申し入れがあり、11日の役員協議で受諾。木村はハワイで解散の正式決定を迎えていた。

 家族の姿は見られず一人で姿を見せた木村は、ハワイで解散の事実を知ったことを問われ「そうですね」と認め、悔しさをにじませた。活動休止からまさかの解散劇。「ファンのみなさんが一番納得していないと思います」と語り、「去年の末から今回の騒動に至るまで自分自身は変わっていない」と1月の解散・分裂騒動から今に至るまで自身は一貫してSMAP存続の姿勢だったと主張した。

 SMAPは結成28年。今年はデビュー25周年だった。苦楽を共にした仲間と関係を修復できずに解散に至った。メンバーに対しては、「ずっと一緒にやってきたメンバー。やってこられたという事実は事実」と騒動後、初めて仲間への思いも口にした。ただ、SMAPを続けたかったかの問いかけには「う〜ん」と複雑な表情を浮かべるしかなかった。

 24日にはフジテレビ系「SMAP×SMAP」(月曜、後10・00)の人気企画「ビストロSMAP」の収録で解散発表後、初めて5人が顔を合わせる予定。どのような話し合いがなされるのか注目が集まる。

◆キムタク一問一答 SMAP続けたかった?「う〜ん」

 以下、一問一答         
 −ファンに一言。

 「本当に急な話の流れだったので、驚かせてしまったと思いますし、すごくごめんなさいという言葉です」

 −解散はハワイで知ったのか。

 「そうですね。はい」

 −メンバーへの思いは。

 「ずっと一緒にやってきたメンバーなので気持ちというか、やってこられたという事実は事実であるので」

 −解散には納得しているのか。

 「ファンのみなさんが一番納得していないと思います。納得というよりかは去年の末から今回の騒動に至るまで自分自身は変わっていない」

 −SMAPを続けたかったか。

 「う〜ん」

◆木村拓哉 SMAP解散騒動のこれまでの主な発言

 以下、木村のこれまでの解散騒動についての発言

 ◆1月15日(自身のラジオ番組でメンバーで最初に解散騒動について言及)「何かとお騒がせしていますが、ちゃんといつか自分の言葉で話せるときがきたら、お話しさせていただきたい」

 ◆1月18日(フジ系『SMAP×SMAP』内で生謝罪)「このままの状態だとSMAPが空中分解になりかねない状態だと思いましたので、今日は自分たち5人がしっかり顔をそろえて、皆さんに報告することが何よりも大切だと思いました。これから自分たちは何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思います」

 ◆6月(ファンクラブ会員向けの会報で)「海(サーフィン)仲間も心配そうに『あれって解散する…ってことっスか?』なんて天然な質問してきて、『だから、しないって言っただろ!』って、こっちは苦笑いで答えたり」

 ◆8月14日(解散発表のコメントで)「無念。『解散』と言う本当に情けない結果。今は言葉が上手く見つかりません」

 ◆8月19日(自身のラジオ番組で)「僕と同じように生活の一部、人生の一部としてSMAPに関わってきてくれたファンのみんなに、今、本当に言葉がみつかりません。本当にごめん」

(16/8/23(火)デイリースポーツ)