1 陽花

ビストロSMAP最後のゲストはタモリ

■「ビストロSMAP」最後のお客様はタモリ 共演で“逆転紅白”へ追い風!?

 12月31日をもって解散するSMAPのフジテレビ系レギュラー番組「SMAP×SMAP」(月曜、後10・00)の名物企画「ビストロSMAP」にメンバーと親交の深いタレント・タモリ(71)が最後のゲストとして出演することが8日、分かった。26日の最終回に向けた企画や生放送が実現しなければ、この日、都内で行われた収録が放送20年の最後の収録となる。

 午後1時過ぎまでに会場入りした5人がタモリと再会した。昔話に花を咲かせると、タモリからはSMAPに対して「お疲れさま」と25年をねぎらう言葉が送られたという。

 メンバーはタモリとの親交が深く、特にタモリ司会「笑っていいとも!」に94年からレギュラー出演した中居正広(44)、香取、95年に加わった草なぎ剛(42)は14年の最終回まで出演。タモリに支えられながら、バラエティーを学んだ。同年に5人で司会した同局系「27時間テレビ」ではタモリに任せて生放送中に仮眠を取るなど甘えられる存在だった。

 この日、行われたのはビストロの収録のみ。終了後に5人の話し合いなどはなく、午後4時48分に木村拓哉(44)が車で移動。この日が43歳の誕生日だった稲垣吾郎はスタッフから受け取った祝福の花束を助手席に乗せてスタジオを後にし、同5時22分に香取慎吾(39)が最後に会場を出た。入りはファン50人、帰りは100人が沿道からメンバーにエールを送る姿があった。

 フジの現場サイドは、最終回の生放送実現に最後まで尽力していく方針。実現への期待が高まる。

 5人が慕うタモリは「第67回NHK紅白歌合戦」にスペシャルゲストとして出演することが決定。紅白辞退が濃厚な現状を変える“切り札”として期待もあるだけに、この日のタモリとの再会が逆転紅白へ追い風となるかも注目される。

(16/12/9(金)スポニチ)


■SMAPラスト収録 最終回ナマ出演は絶望的に…

 年末をもって解散するSMAPが8日、都内のスタジオで、フジテレビ系冠番組「SMAP×SMAP」(月曜午後10時)のラスト収録に臨んだ。タレントのタモリ(71)をゲストに迎え、人気コーナー「ビストロスマップ」の収録が行われた。5人がそろう最後の機会になる可能性もあるが、メンバーたちは淡々とした様子だったという。

 メンバー5人は、午後0時40分から同1時3分にかけて、それぞれ別々の車でスタジオ入りした。木村拓哉(44)はサングラスをして助手席に座り、他のメンバーは各車の後部座席に座っていた。関係者によると、収録は午後2時ごろから4時半ごろまで行われたという。午後4時48分の木村を皮切りに、次々とメンバーを乗せた車がスタジオを出た。5時22分にラストの香取慎吾(39)が出ると、約100人集まったファンたちから「しんくん!」などと歓声が飛んだ。歩道を走って車を追いかけたり、手を振るファンもいた。

 関係者によると、この日は同番組最後の収録だったという。中居正広(44)からは有名焼き肉店「叙々苑」の焼き肉弁当がスタッフ全員分差し入れられた。メンバーがシェフ姿でゲストに料理を振る舞う「ビストロスマップ」の収録のみが行われた。96年から20年間続いた人気番組のクライマックスだが、番組終了をファンに報告するコメント取りや、最終回のあいさつシーンの収録もなかった。

 「ビストロ」のゲストは5人と親交が深いタモリだった。メンバーたちが途中で番組終了について触れることはなく、収録後もスタッフとの集合写真を撮影しただけ。この日が誕生日の稲垣吾郎(43)はスタッフから花束を贈られ祝福されたが、番組終了セレモニーなどは一切なし。メンバーたちは「お疲れさまでした」などとあいさつするのみで、終始淡々とした表情。まるで来週も引き続き収録があるかのような、あっけない幕切れだったという。

 同番組は、26日の最終回が5時間弱の特番になることが発表されている。フジテレビ側は生放送などの実現に向けて交渉を続けているが、メンバー間の溝は深く、厳しい状況だ。26日には、この日収録の「ビストロ」と、今月1日に収録された「世界に一つだけの花」を5人で歌うシーンを放送し、その他はこれまでの名場面などを振り返る総集編となる見込みだ。

 大みそかのNHK紅白歌合戦出演も、NHK側からオファーは続けているが、テレビ局関係者は「現時点では100%ない」と話しており、依然厳しい状態が続く。ただ、紅白にはタモリがスペシャルゲストとして出演することが発表されている。この日、タモリとメンバーが紅白について具体的な会話をしたかは不透明だが、フジテレビ系「笑っていいとも!」で共演した中居、草なぎ剛(42)香取をはじめメンバーからの信頼は厚い。タモリの「ビストロ」ゲスト収録が、結果的にSMAPの紅白“大逆転”出演の後押しとなる可能性もある。

<解散発表以降のSMAP>

 ▼8月14日 年末をもっての解散を発表。同18〜21日にかけ、メンバーそれぞれがラジオに出演し、解散の報告と謝罪を述べた。

 ▼同23日 解散発表後初の「SMAP×SMAP」収録。リオ五輪柔道金メダリストのベイカー茉秋がゲスト。

 ▼11月24日 紅白歌合戦の出演アーティスト46組が発表されたが、SMAPの名前はなし。

 ▼12月1日 「SMAP×SMAP」の歌コーナーラスト収録。ゲストとの収録後、メンバー5人で「世界に一つだけの花」歌唱。

(16/12/9(金)日刊スポーツ)