1 陽花

【サンスポ】スマスマ最終回瞬間最高視聴率は27.4%A

◆【SMAPノムコウ−KANSHAして−】
歌も料理もうまいエースが脱退

 1990年代中盤、当時のアイドルにとってタブーだったバラエティーに進出し、人気を得たSMAP。これからというタイミングで訪れた危機が、森且行(42)の脱退だった。

 端正な顔立ちにスラリとしたスタイル。「歌も踊りもうまかった」と関係者。結成当時の音楽のエースは森だった。木村拓哉(44)もライバルとして「ボーカル力がやばい」と恐れていたほどだ。

 96年4月にスタートしたフジテレビ系冠番組「SMAP×SMAP」の看板コーナー「ビストロSMAP」も、料理が得意だった森のために企画された。しかし、森は長年の夢だったオートレーサーに転身するため、脱退を決意。番組スタートから、わずか2カ月の5月いっぱいで芸能界を引退した。

 突然の「森脱退」という危機。SMAP愛の強いリーダーの中居正広(44)は解散も考えた。関係者は「最初メンバーにも『えっ』という思いはあったが、最後は『森の意志が固いならしようがない』と、気持ちよく送り出した」と証言する。残された5人は、苦楽をともにした仲間の決断を尊重した。

 オートレーサーの養成所に入るため、丸刈りにする必要があった森の入所前日に、稲垣吾郎(43)以外のメンバーが森の自宅に集結。バリカンで“断髪式”を行い、第2の人生のスタートを後押しした。

 SMAPも再出発。それでも人気は衰えず、5人体制で初リリースした「青いイナズマ」は初登場1位を獲得。森もオートレーサーとして着実にステップアップしていった。

◆TOKIO国分、SMAPの復帰熱望「解散ではなく『欠席』」

 TOKIOの国分太一(42)が司会を務める27日放送のTBS系「白熱ライブ ビビット」(月〜金曜前8・0)に生出演。前日26日に放送されたフジテレビ系「SMAP×SMAP」の最終回で5人での活動を終了し、大みそかで解散するSMAPについて言及した。

 SMAPはジャニーズ事務所の先輩だが、「正直な話、数年前までSMAPを認めたくなかった。認めたら、超えられないと思っていた」と率直な気持ちを告白。「スマスマ」の最終回については「オンタイムで見ましたが、すごいグループだと思った。事務所の後輩はみんな、解散ではなく『欠席』だと思っている」と復帰を熱望した。

(16/12/28(水)サンスポ)