1 陽花

木村、月9『PRICELESS』主演@

■キムタク、初コメディードラマで極貧男

 SMAPの木村拓哉(39)が、10月にスタートするフジテレビの月9ドラマで主演を務めることが13日、分かった。コメディー作品でタイトルは「PRICELESS」(仮)。木村は転落極貧人生を歩む無一文同然の男を演じる。同局の月9枠主演は2010年の「月の恋人〜Moon Lovers〜」以来2年ぶり9度目で、自身の最多主演記録を更新することになった。木村とは劇場版「HERO」(07年)以来の顔合わせとなる俳優・中井貴一(50)、初共演となるヒロイン役の香里奈(28)らが作品を彩る。

 木村が2年ぶりとなる月9ドラマで、貧乏生活を送る元大手企業の中間管理職を演じる。

 無実の罪を着せられて堅実な人生がパーになる主人公。退社に追い込まれ、無一文同然の極貧人生を歩むことになるが、ある日公園で出会った子ども2人からお金がなくても生きていくすべを学び、「PRICELESS」(お金では買えないもの)を見つけていく。

 貧しくても、明るく前向きで笑いがあるストーリー。コメディーに初主演する木村は、日本中がくぎ付けとなったロンドン五輪になぞらえて熱演を誓った。

 「オリンピックでは日本の皆さんのチームワークから本当に『PRICELESS』な感動をいただきました。僕もこの作品の共演者、スタッフと共にいいチームを組んで自分たちなりの作品をつくり届けたい」

 本気で爆笑も取りに行く。イメージを覆すような役柄に、全身全霊をかけて挑む。

 話題沸騰は間違いない今作。木村を支える共演陣も豪華な顔ぶれとなった。主人公がなぜか慕う、人望のない上司を07年以来の顔合わせとなる中井が演じる。ヒロインの地味な経理部員役は初共演の香里奈に決定。“極貧男”と恋に発展するのか注目が集まりそうだ。

 フジの牧野正プロデューサー(45)は「すべてを失い誰もが後ろ向きになるような時に、前を向き続ける主人公の強さが木村拓哉さんと重なりました。あきらめずに毎日元気に生きていく姿から、勇気や希望を感じていただけたら」とコメント。転落しても前を向く木村が、五輪の余熱が残る日本に明るい笑顔を届けていく。

(12/8/14(火)デイリースポーツ)


■キムタク2年ぶり月9は極貧人生 フジ系10月スタート

 SMAPの木村拓哉(39)がフジテレビ系で10月にスタートする月9ドラマ「PRICELESS」(仮)で主演することが、13日分かった。ピアニスト、カーレーサー、検事…とさまざまな役柄を演じてきた木村が今回挑戦するのは、なんと“貧乏人”。転落の末に極貧の人生を歩むことになった男が、生きる上で本当に大切な、プライスレスな(お金で買えない)ものを見つけていくコメディーだ。

 木村の月9主演は、10年の「月の恋人〜Moon Lovers」以来2年ぶり。今回演じるのは、同僚から愛される大企業の中間管理職だったが、ある理由で上層部に目をつけられ、身に覚えのない罪を着せられて会社を追われる男だ。一日のうちに家や携帯電話も失い、無一文になってしまう。途方に暮れて行き着いた公園で2人の子供に出会い、お金を持たずに食べていく方法を学ぶことになる。

 所持金はポケットの中の小銭だけ。銭湯にも入れず、ホームレスのための炊き出しに並ぶ。日本を代表するイケメン俳優として数々のヒーロー像を築いてきた木村が、次々に過酷な極貧体験に直面させられる様子が注目を集めそうだ。

 牧野正プロデューサーは「すべてを失い、誰もが後ろ向きになるようなときに前を向き続ける、主人公の強さが木村さんと重なった」と起用理由を説明。

 初挑戦ともいえる難役だが、木村は「オリンピックでは日本の皆さんのチームワークから、本当に『プライスレス』な感動をいただきました。僕も共演者、スタッフとともにいいチームを組んで、自分たちなりの作品を届けたい」と誓った。

 ヒロインは木村と初共演の香里奈(28)。「経理部で不明金がないことに命をかける地味な女子社員役と聞いています。新たな一面を皆さまにお見せしたいです」と意気込みを語った。上司役の中井貴一(50)は「急展開のドラマの行く末をしっかり見届けてください。月曜日は早めのご帰宅を。テレビの中でお待ちしています」とPRした。

(12/8/14(火)東京中日スポーツ)