1 鈴木♂

罪悪感

2ちゃんねるSM板を見ていたら「自分がSMマニアである事に罪悪感を感じるか?」という趣旨のスレがありました。

鈴木♂は不思議と今まで自分のSM嗜好に罪悪感を感じた事はありません。
十代の後半から自分にはそうゆう嗜好があるのだと自覚していたせいもあるのかも
知れませんが、四十代の今では経験や知識も若い頃に比べてずっと増えて、今では
逆に他のノーマルな人よりもSMについての知識は勿論、心理学や精神医学の
知識や他人の心を理解しようとする姿勢などが身に付いて、結果的に良かったなと
思っています。

今、もしも自分にSM嗜好がある事で罪悪感を感じているという人がいるならば
それはそれで今の自分の心の状態がそれを望んでいると客観的に考えて、それを
如何に上手く満たすというか、自分の心と付き合って行く方法を模索したほうが
結局は自分の為になるのではないのかという気がします。

人間の心は健康な状態であれば、常に流れて行くものだと私は思います。
例えば、落ち込む様な事があっても数日経てばそれを忘れて元気になったり、逆に
さっきまで楽しい気分だったのに、嫌な事があって今は怒っているという風に。
SM的な嗜好に関してもそれと同じ事が言えるのではないかと私は思います。
例えば現在、強いSM的な欲求があってもそれが一生続くという訳ではなく、
弱まる事もあったり、それが消えてしまったり、またぶり返す事もあるというのが
正解ではないのかと。

話はちょっと逸れますが、このサイトにリンクされている今井一夫氏のサイト
「私の緊縛写真集」というサイトの凄いなぁと思う所はSM行為を行う事によって
自分の中のSM的な欲求が消えて行き、やがては精神的な安息を得るという
今井氏の提唱する「安らぎの世界」まで言及しているという点だと思います。
今井氏のサイトは確かに日本一難解なSMサイトだと思いますが、それだけ深く
SMというものの精神世界を理解しているサイトだと思います。
(PC)