1 鈴木♂

最近、鈴木♂はちょっとだけ鍋に凝っています。

コメリで「日本むかし話」に出てきそうな丸底の鉄鍋を買ったのをきっかけに
スーパーから食材を買ってきてはコトコトと煮込んでいます。
鈴木♂は酒のつまみとして鍋物をちょこっと食べるだけなので、一回食材を買うと
三日位は鍋が作れます。
肉や野菜、豆腐、キノコ、白滝を鍋に入れて煮るだけの簡単な料理なのですが
これも寒い新潟の冬の楽しみの一つではないかと思います。

ネットで鍋物を検索してみると関東と関西では、すき焼きの作り方が違うみたいで
関西では鉄鍋の上で肉と野菜を焼くのが基本という文字通り「すき焼き」なのですが
関東以北ではすき焼きを鍋物として食べる事が多いそうで、これは明治時代に東京
で流行した牛鍋の名残りなのかもしれませんね。

鈴木♂が子供の頃は牛肉どころか、肉という物をあまり食べませんでした。
海産物の豊富な新潟県の海沿いで育ったせいもあるのですが、肉自体が今よりも
ずっと高級品だった様な気がします。

医食同源と考える中国の漢方では、その人にとって一番体に合う食べ物は、その人
が産まれ育った場所から、一日で歩いて帰って来られる範囲の場所で採れた
食べ物であるという考え方があるのだそうです。
最近では外国産の肉や野菜が、普通にコンビニやスーパーに並んでいるのですが
外国産よりも国内産、国内産よりも県内産のほうが鈴木♂は安心感を感じますね。
(PC)