1 鈴木♂

新潟の祭り

新潟県十日町市(旧松之山町)の松之山温泉には江戸時代から伝わる婿投げという
奇祭があります。
この婿投げという行事は前年にその集落の女性と結婚した男性が、小正月なると
集落の男性たちに担がれて雪の積もった崖下に放り投げられるというものですが
今ではすっかり全国的に有名な小正月(1月15日)の行事となっております。

ところが最近になって新聞を読んで知ったのですが、新潟県内には男性を虐待?
する祭りがもう一つあるのだそうです。
これは魚沼市(旧堀之内町)の「雪中花水祝(せっちゅうはなみずいわい)」という
江戸時代から伝わる冬の伝統行事で、婿投げと同じくその前年に集落の女性と
結婚した男性が、新年になると裸で四つんばいとなり、集落の元締めから冷水を
浴びせかけられるというかなり過激な奇祭です (-_-;) 。

では何故、鈴木牧之の「北越雪譜」にも記述されている江戸時代からの伝統ある
行事が今まで知られていなかったのでしょうか?
その答えは、この行事が明治初年に「公序良俗に反する」とのお達しが警察から
あって、それ以降は中止されていたからなのでした。
現在の雪中花水祝は近年になってから復活したものですから、あまり知られて
いないというのも納得できます。

もしも集落の女性全員から蹴られる「婿蹴り」とか、女性から棒で打たれる「婿打ち」
なんて行事があったとしたら、喜んで参加したいというハードM男性は多いかも
しれませんね。
確かイタリアだったと思いますが、誰かれ構わずに鞭やラケットでスパンキング
し合うという奇祭があったと思いました。
(PC)