1 鈴木♂

ヨーロッパの緊縛

奇譚クラブの時代から現在のマニア倶楽部まで、長年SM雑誌にイラストを
書き続けておられる室井亜砂二氏というイラストレーターの方がおられまして
、その方が犬屋哀玩堂というペットプレイ中心のHPを主催されております。

その犬屋哀玩堂は日本語と英語が併記されたHPですから、世界中のマニア
からのプレイ画像がHPに投稿されてきます。
その中で私の目を引いたのはスイスから投稿された白人女性の緊縛画像でした。
その画像の中では女性が、ロープで見事な亀甲(菱)縛りをされているのですが
私がもう一つ注目したのは女性の髪の毛の色と体毛の色が違うという事でした。

その女性の髪の毛の色は黒なのですが、体毛は茶色なのです。
これはあくまでも私の勝手な想像なのですが、ここまで見事な亀甲縛りをする
、女性のパートナーのスイス人S男性(投稿者)という人は、かなりの日本緊縛
マニアなのではないのか?という事でした。
そして自分のパートナーを可能な限り日本人女性に近づけたくて
彼女に髪を染めさせたのではないかと。
(PC)
2 鈴木♂
ドイツ〜スイスのドイツ語圏ではSMという物がアートやファッションとして
日本よりも遥かに普通に受け入れられております。
これはプロテスタントという宗教上の理由もありますが、フロイトやユングを
生んだ風土ですからSMという精神世界への理解が他の国よりも
深いのだろうと私は思っております。

ドイツのSMサイトを見てみると日本人が想像もつかない様な多彩な緊縛を
見る事ができます。
例えば色違いのロープを何本も組み合わせて使った緊縛や、意図的に
左右非対称とした亀甲縛りなど、ドイツでは明らかに緊縛によるSMを
アートとしても捉えているという事がよく分かります。
(PC)
3 鈴木♂
以前、ドイツのあるM女性の個人HPを見た事があるのですが、そこに
あった画像は日本の様に、自分とお相手さんとのSMプレイなどの画像
ではなく、彼女が自分の中にある精神世界を表現しようとしたと思われる
パフォーマンスを行っている画像でした。
ちなみに日本でそれを行っているのは早乙女宏美さんですね。

以前、愛好会サイトで久さんという方が芸術的な緊縛画像を公開された時、
私は上記のM女性HPの画像に近い物を感じました。
自分とお相手さんとのSMという精神世界を映像で表現しようとした、
という意図が伝わってきたからです。
自分の中にある「感情」や「思い」、「エモーション」を、絵画や映像、
文章を使って相手に伝える事がアート(芸術)だと私は思っています。

なお余談ですが、後に彼がプロだと知った時はちょっとビックリ
しつつ、納得しましたけどね(笑)。
(PC)