1 鈴木♂

景気の話

数日前から風邪気味でちょっと調子の悪い鈴木♂です。

先週前半は新潟でも初夏というか梅雨時を思わせる様な蒸し暑い日が続いたので、
ちょっとうっかりして窓を開けたままで寝てしまうという事が何回かありましたから、
その所為なのかもしれませんね (ー_ー;) 。

鈴木♂も先週末から量産がほぼ確定している新機種の試作をしたり、出荷量が序々に
増えてきたホンダ向けの部品の所為で少しづつ忙しくなってきました。
ちなみにホンダ関係の部品の出荷量は内示によると来月は前月比で30%増なので
人員を増やすというか今まで休んで貰っていたパートさんたちを復帰させなければ
こなせないのではないのかなと鈴木♂は思います。

こんな感じのお話は2ちゃんねるの製造業界板でもチラホラと散見できて、
それによると大阪にある「水戸黄門」のスポンサー企業のパソコン部門では
雇い止めをした派遣社員さんたちに戻ってきて貰って、現在生産を行っている
のだそうです。
(PC)
2 鈴木♂
今年に入ってから日本はおろか世界中の国々がそれぞれの景気浮揚策を行っていて、
中国では「家電下郷」というTVなどの電化製品を中国の辺境にも普及させるという
政策を行い、ドイツでは古い車を廃車にして新しく環境対応車を買うという人には
2500ユーロ(約32万円)の政府補助金を支給するという政策を行いました。

しかし中国国内で新型の液晶TVを生産するにも日本製の高度な部品が必要で、
ドイツでもこの政府補助金によって新しく車を買い替えるという人は劇的に増えた
のですが、自国製のベンツやBMWを買おうという人は少なく、大半の人は
プジョーやマツダなどの外国産の小型車を買ったのだそうです (ー_ー;) 。
ちなみにマツダというメーカーはドイツでは非常に評判が良くて、ヨーロッパでの
自動車安全性の基準となるドイツ自動車協会(ADAC)の安全性テストでは毎回好成績を
収めておりますね。

今の時代はこんな感じで世界中が繋がっていて、日本が景気浮揚策で定額給付金を
支給すれば韓国にある土産物屋さんが儲かったり、ドイツが景気浮揚策で新車購入の
補助金を出せば広島にあるマツダの下請けさんが儲かったりするという仕組みです。
(PC)
3 鈴木♂
鈴木♂の仕事が最近忙しくなってきたのは各メーカーの在庫調整が進んだ結果といえば
それまでなのですが、上記にあるような全世界共同での景気浮揚策が少しづつ効果を
表してきた結果もあるのではないのかなと思います。
それが確かに政府主導による人工的なものなのかもしれませんが、その波に乗れるか
乗れないかで今後生き残れる企業なのかそうでない企業なのかというものが決まって
くる様な気が致します。

政府が年金基金を使って買い支えているという噂のある平均株価も9000円代後半で
なんとか安定してきましたが、6月1日に破産法11条の申請期限を迎えるGMがこれから
どうなるのかでまた大きく変わってくるのではないかと思います。
ちなみにGMの管財人は債権者に債権を放棄しなければ、新株を300億株発行して
その大半を政府と全米自動車労組が引受け、既存の株主の割合を0.1%位にまで
下げるぞ、そうなったら一株が2セント位になるぞと脅しておりますが、債権者も
政府がGMに資金援助をするかもしれないという事でしがみついていて、今後どうなる
のか鈴木♂にもさっぱりわかりません。

ただこの前クライスラーも破産法11条の申請を行いましたが、その所為でアメリカ国内
や市場が大混乱に陥ったという訳ではなく、民主党政権下のアメリカでは会社と労組と
政府のグダグダがこのままずっと続く様な気も致します。
(PC)
4 鈴木♂
最近のアメリカでは銃がよく売れているのだそうです。
破綻寸前のカリフォルニア州では州立刑務所が税収不足で維持できず、軽法犯から
順に釈放を始めるという噂があるので、自衛の為には国民が武装できるという憲法の
あるアメリカでは当然の事なのかもしれません (ー_ー;) 。

鈴木♂の周りにも「夏まで景気の様子を見る」という人が多いのですが、もしこのまま
順調に日本の製造業が景気浮揚の波に乗れれば、夏くらいまでには少なくとも今よりは
回復しているのではないのかなと鈴木♂は思います。
(PC)