1 鈴木♂

雑談@2005年6月12日

今週は特にネタも無かったので、先週に引き続いて雑談を書いてみます。
ここも一応SMサイトですから、少しだけSM関係の小ネタを書いてみます。

現在、普通に「SM」と呼んでいる、皆様おなじみの性的なカテゴリなのですが
では一体、誰が?何時?「SM」という名前で呼び始めたのでしょうか?

元々、「SM」という行為や考え方は欧米の英語圏では「BDSM」と称されて
いました。
「BDSM」とは"Bondage&Discipline"と"Dominance&Submission"を合わせた
造語で、最近では"S"と"M"の部位に"Sado&Masohism"を当てはめる事も欧米
では多くあるみたいです。

ちなみに
Bondage(ボンデージ)    =拘束
Discipline(ディシプリン) =規律or懲罰
Dominance(ドミナンス)   =支配
Submission(サブミッション)=服従
という意味で、なおかつ
Sado=Sの代名詞であるフランスのマルキ・ド・サド侯爵
Maso=Mの代名詞であるオーストリアの作家ザッヘル・マゾッホ
という意味です。
(PC)
2 鈴木♂
では一体、誰が日本で最初に「SM」という名称で呼び始めたのでしょうか?
記録が残っている大正時代から昭和20年代までは、日本での「SM」行為の呼び名
は単純に「責め」と呼んでおりました。
その後の昭和30年代に入ってからは欧米の性文化が徐々に流入して来て、「SM」
行為は、日本では「サド・マゾ」と呼ばれる様になりました。

そして日本で初めて、その「サド・マゾ」を略して「SM」と呼んだのは
「奇譚クラブ」初代編集長だった美濃村晃氏なのだそうです。
この件に関して私は検証した事はありませんが、美濃村晃氏と長年(三十年位?)
ペアを組んでSM雑誌の編集をしていた濡木痴夢男氏が、御自分の著作の中で
述べられていた事ですから、私はたぶん本当の事だろうと思います。
(PC)
3 鈴木♂
一つだけ訂正があります。
よく考えてみると"Discipline"は確かに「規律」や「躾け」という意味がありますが
、「懲罰」という意味は殆どありませんでした。
「懲罰」や「お仕置き」はPunishment(パニッシュメント)と言ったほうが正解ですね。
ここに謹んで訂正致します <(__)> 。

鈴木♂という人は仕事が終わって家に帰ると、すぐに一杯呑み始める人なので
そんな間違いをする事もあるみたいです(笑)。
(PC)