十八時の音楽浴

12月とは思えないような寒波に襲われている最中の新潟県内なのですが、
このサイトを御覧の皆様方も如何お過ごしの事でしょうか？。

鈴木♂はこの前コメリで買ったパチモンの着られる毛布がこの寒波ですっかり
愛用品になってしまいました。
パチモンでさえこんなに暖かいのですから本家グルーニーとかその他のメーカー
の着る毛布もちょっと試してみようかなという気になりましたね。

最近鈴木♂がちょっとビックリしたのはやはりぺヤングゴキブリ混入事件でした。
生のハーフ＆ハーフ・カレーの麺にゴキブリが潜り込もうとしてそのまま油で
揚げられてしまったという画像はやはりインパクトがありましたね。

まるか食品としては生産設備を一新して来年二月から生産を再開するそうなの
ですが、この一件が今回マスコミで激しく叩かれたのはまるか食品が非上場の
同族会社だったからではないのかなと鈴木♂は思います。
つまり株式を上場をしている企業だったらこういったトラブルが起こる事に
よって株価が下落すればそれで損をするという人たちが必ず出ますから、
そういった人たちの有形無形の圧力によってマスコミの報道に何らかの歯止めが
掛かるという訳です。

ちなみにまるか食品という会社は本業で儲けたお金を不動産業に投資して
それなりにやっている会社みたいなので今回の不祥事でも金銭的にはそんなに
ダメージが無いんじゃないのかなと思います。
ちなみにこれは高崎市内にあるまるか食品が保有する立体駐車場付きの物件
高崎ぺヤングビルの画像です。
　　http://black.ap.teacup.com/domino/img/1249701736.jpg　　(PC)

鈴木♂は暇なときに青空文庫で日本の古典小説を読むのが好きな人なのですが
そんな鈴木♂が最近気に入っているのは戦前から戦後に掛けてのSFというか
空想科学小説家である海野十三（うんのじゅうざ）です。
これは海野の代表的なSF小説「十八時の音楽浴」なのですが昭和12年(1937年)
によくこんなSF小説が書けたものだなと感心してしまいます。

　　　　　十八時の音楽浴　　海野十三

　　http://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/865_23818.html　(PC)

そしてこれは軍事SF小説なのですがユダヤに支配されているイギリスとソ連が
手を組んで日本(当時の大日本帝国)を攻撃する為に超秘密兵器を作るという
もの凄いお話です。

　　　　　　　浮かぶ飛行島　海野十三

　　http://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/3527_18466.html　(PC)

しかしそんなもの凄い大日本帝国軍事SF小説を連発していた海野氏なのですが
日本が戦争に負けてからはパワーダウンしてしまい、昭和24年に持病の結核で
この世を去ってしまいます。

　　　　　　　海野十三敗戦日記　　海野十三

　　　http://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/1255_6571.html　(PC)

これは昭和14年(1939年)に書かれた海野氏の探偵小説のメインキャラである
青年科学探偵・帆村荘六(ほむらそうろく)と19才の女探偵・風間光枝(かざま
みつえ)による短編探偵小説なのですがこれって今で云うと完全にラノベです。

　什器破壊業事件 (ものをこわすのがしょうばいじけん)　　海野十三

　　http://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/3235_27731.html　(PC)

海野氏は日本SF小説の開祖と言われておりますが同時に日本ラノベの開祖
だったのかもしれませんね。


近年ではゆずはらとしゆき氏が「十八時の音楽浴」をラノベとして書き直して
おりますが、クライマックスで秘かに作られていた500体の美少女アンドロイド
部隊がいきなり登場して襲来してきた火星人の宇宙船部隊と戦うという海野氏の
発想は常人ではできないなと鈴木♂は思います　(ｰ_ｰ;)　。

　小学館ガガガ文庫「十八時の音楽浴」のカバーイラストです

http://m.theinterviews.jp/photos/35/M_c2b9058cfd59c064dadc857208e0ac20.jpg

　　　ゆずはらとしゆき氏のインタビュー

　　　　http://m.theinterviews.jp/yuz4/1686002　　(PC)

12月とは思えない寒波で毎日寒い日が続いている新潟県内なのですが
原油価格が５年ぶりに下落しているので冬になってもガソリンが安いというのが
幸いな事じゃないのかなと思います。
最もこれは一説によるとアメリカによるロシア経済の制裁策であって
米ユダヤ金融が原油先物取り引きから手を引いたからではないかと言われて
おります。
原油価格が下がると地下資源の輸出に頼っているロシアが困るという事ですね。