1 鈴木♂

台湾における日本語

少し面白い事を知ったのでここに書いてみます。
台湾を旅行した日本人が、小学生位の子供に日本語で話しかけられて驚いた
という旅行記をよく目にします。
日本が統治していた時代(昭和20年以前)から台湾にいる本省人の高齢者なら
分かりますが、現代の十代の若者でも日本語を話す人が多いのは何故でしょうか?

元々、台湾という島は平野部が台湾語(福建語に近い)で、山間部の少数部族は
部族ごとにそれぞれの言語を話すという共通語の無い島だったのですが
明治時代に日本の統治下になると共通語としての日本語教育が始まり、それが
昭和20年の終戦となるまで続きました。
そして戦後になると中国大陸から蒋介石総統が率いる国民党がやって来て、今度
は北京語が公用語となったのです。
国民党の戦後教育は全て北京語でしたから、同じ家族でも世代ごとに話す言葉が
違うという悲劇が台湾に生まれました。

つまり

戦前生まれ(高齢者層)  :台湾語&日本語
戦後生まれ(中年層)   :台湾語&北京語
現在の若者たち(若年層) :北京語       という事になります。

実際に台湾では自分の孫と会話するのに、その親(自分の子)に通訳して貰うという
高齢者が多いのだそうです。
(PC)
2 鈴木♂
そして時代は流れNHKの衛星放送によって日本のTV番組が台湾でも観られる
という時代となり、インターネットによって日本人と台湾人が自由に交流が
できるという時代が訪れました。
昔からそうなのですが台湾では日本のマンガ本やアニメが普通に売られ、当然の
事ながら子供や若者に人気があります。
すると今度は翻訳無しで日本の最新のアニメや映画が観たい、マンガを読みたい
という若い世代が現れる様になりました。
そうなれば他の国では日本語学校に通うしか方法がありませんが、台湾では
老人世代が普通に日本語を使えますから、自分の祖父や祖母に日本語を教えて
貰うという事ができるのです。

実際に台湾を旅行した日本人の旅行記を読むと、現地で台湾人同士が日本語で
会話しているの見て驚いたという話をよく目にします。
つまり台湾では世代間や部族間の共通語として日本語が今でも用いられていて
それに日本の文化を知りたいという若い世代が多くいるので、戦後60年経っても
台湾で日本語が廃れるという事が無かったという事ですね。
(PC)
3 鈴木♂
連休の暇な時間を利用して、Yahoo奇摩(台湾)を使って色んな台湾サイトを
見ましたが、台湾ではSMクラブというものはどうやら非合法みたいです。
私は台湾のSMクラブ(店)のHPを一つも発見できませんでしたが、ある地方都市
のSM加虐倶楽部(原文そのまま)が公安当局に摘発されたというニュース記事は
見つける事ができました (-_-;) 。

なお、台湾でも「電車男」は人気があるみたいです。
Yahoo奇摩で検索すると、驚く程の「電車男」の記事がトローリングされますが
中には「伊東美咲がエルメス役だというのは不適格なのではないか?」という
北京語のコアな記事もありました。
そういう事は富士電視台に言ってほしいと鈴木♂は思います (-_-;) 。
なお余談ですが、小学館発行のマンガ版「電車男」(原秀則著)は既に北京語に
訳されて、台湾のマンガ御宅族サイトで勝手に公開されておりました。
(PC)