10 大伴
民間信仰であった関羽信仰が強化されたのは、清の時代です。満州族から起こった国である為、漢民族の人心を得る為に、国家神としました。

関羽は、玉泉山で成仏していますから、菩薩にもなっています。詳しい成立資料がありませんから何とも言えませんが、こちらからの流れも無視できません。仏弟子が道教の神としてとりこまれる事は、良くある流れです。又、劇で人気のある登場人物は神格化される事は良くありますから(孫行者や時遷など)、こちら側の流れやも知れませんね。尚、「春秋」の愛読者であった為に、儒教の分野でも神格化していますが、こちらは完全な便乗です。

関羽の誕生日は、六月二十四日とされ、中華民国では休日だったとの事。
(F2102V/FOMA)
11 大伴
大ポカ!

平話の周倉の注釈に、
「関羽を神として扱ったのは、仏教の方が早いが、」
の一文を発見!!!↑の仮説は正しい様です(仏教に神はいませんが)。
尚注釈は、「現在の廟などのイメージはむしろ宗代に道教において、元帥神として形成されたものである」と続き、当時の記述で周倉にあたる人物が、「周昌将軍」となっている事を述べます。尚、周昌とは、漢初の人物で、高祖に使えた人らしいです。
(F2102V/FOMA)