11 ストラップ
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本日、明治37年11月末から始まった乃木第三軍の攻撃の記録を調べていました時、高地奪取の勝利例を幾つか見つけました。例えば、紀元前270年秦軍がアツ与という地域を包囲した際、趙の趙奢という人が部下の進言を聞き、北方の山を制圧し、結局秦に圧勝したのだそうです。馬謖はこれらの故事を知っていたのでしょうね。
「戦争論」では、「制高の利は、戦術的に有利であるという事、接近が困難である事、展望が良好である事、の三件である」と、やはり推奨しています。

「高きに居て下を視るは勝つ可きの基いなり」と、現代でも言いますからねぇ。正解だと思ったのも無理は無く、現代戦でも同じ失敗をする指揮官は多そうな気がします。
(PC)