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 私の言う逃げるとは、態勢を建て直せる間を稼ぐ逃げでして、そのまま逃げるという意味ではありません。洪水と言うのが、彼の進退を狭めたのでしょう。足場に窮さなければ、軍も保てたでしょうし瓦解して降伏に追い込まれるほど包囲されることも無かったはずです。
 ホウ徳も、あの状況でなければあそこまで華々しい結末にはならなかったでしょうね。
(P900i/FOMA)