15 朱家
この人物は権力欲が強かったか疑問だと思うんですよね。今でいえば、お金さえ与えればしっかりと仕事するイメージなんですよね。
劉備に軍事を託されますが、この時点では永安を離れるのは難しいでしょう。そもそも劉備が首都ではない永安で政務を行う事が間違いで、劉巴もですが、後任の李厳も尚書令は首都にいるべき人材と思います。
北伐の立案者が孔明ですから、指揮するのは当然で、李厳は失敗の可能性のある(現実的に不可能な)北伐に消極的だったかもしれません。
失脚させるための策は苦しいように思います。軍事のトップですが、罪状の上表を見ても、李厳の味方は少なく、劉備死の直後ほど脅威ではないと思います。孔明を動かすためには劉禅を使うしかなく、劉禅を納得させるには孔明を使うしかないと考えます。つまり、兵糧を確保できない事を素直に伝えれないほど、孔明の権力が絶大だったのではないでしょうか?国の都合ではなく、孔明の都合で動くみたいな感じでしょうか。
(EZ)