DRANKBALL
22 リュカ◆Lv99
覆「よし、では始めるか。」

NA「なんかしらんが、はよせーや!」

こ「ひと思いにやれー!」

ジ「くそぅ…俺は結局なにをしていたんだ……。」

覆「そう慌てるな。今から説明することをよく聞け。ここに黒と白の帽子がある。これからおまえらにこの帽子のどちらかを被せるわけだが、自分以外のふたりの帽子の色は見ていいこととする。

  …………………

制限時間は1分だ。ちなみに1分が経過した場合、黒の帽子の者はもちろんだが、白の帽子の者で名乗り出なかった者の頭もこの銃で撃ち抜く。以上だ。では、目をつぶれ。」

覆面の男はそう言い終わると、3人に帽子を被せて行った──

覆「与えられた時間中、様々なことを考えるがいい。では…目を開けろ!」

3人は目を見開いた!

チッチッチッ…

しかし、誰も名乗り出る者はいない──

覆「時間だっ!!」

覆面の男は、素早く銃の撃鉄を起こす!
その瞬間──

一同「待ってくれ!こいつらだけは!……って、えっ?」

3人はほぼ同時にそう答えた!

すると、覆面の男は銃口を上に向け、引き金を引いた──

カチッ!!

一同「なっ!空砲…!?」

覆「はっはっは。思ったとーりや!今の気持ちを忘れるなよ、お3人(笑)!」

そう言うと、男は覆面を脱いだ──

NA「お……おっさん!!
(L01A/FOMA)
23 リュカ◆Lv99
沙「おまえらにバレんかヒヤヒヤしたわ(笑)せっかく一芝居うったんやからなぁ(笑)でももう心配いらん、おまえら3人の気持ちは、やっぱりガッチリ合っとった。多分ここからは全員の気持ちを合わせていかんとこの組織は叩き潰せん。せやから確認しときたかったんや!」

NAこ「ジョジョ…。」

ジ「へっやっぱり削ぎ落としていったら俺もバカなんだな…やろうぜ!もう迷うことは何もない!今がその時だ!!」

一同「おぅっ!!」

沙悟浄は一芝居うち、3人が掛け違っていたボタンを正しく掛け直したのだった!

さて、ここで沙悟浄が行った、帽子を使った心理戦の一連の流れとは、一体どんなものだったのだろうか!?

そして、物語はいよいよクライマックスへ!
今こそ、反逆の狼煙が上がる!!
(L01A/FOMA)