23 朱家
亀レスですが。
著書の前提に多少の疑問はありますが…

劉禅の勅命は、公孫淵乱時「……呉の行動を待って呼応し、敵の隙に乗じよ」で、断定できないけど、まあ、蒋エンの考えでしょう(笑)
後の上表で「呉と連携すれば、すぐに目的を成せずとも、ジワジワと侵略する事ができるはずだが、呉は度々、約束を違えた」とありますが、蒋エンも、姜維に指揮させた小規模な攻撃はともかく、侵攻した記述がなく、呉との連携を前提としてる感じがします。

『漢晋春秋』で呉将、殷礼が「大規模な展開(蜀も含め)をしないと、ジリ貧です」と言っていて、最もな意見だけど、孫権は、その考えを理解してても、その方向性ではないだろうし、所詮、敵の敵は味方なだけで、蜀も敵ですからね。

蜀に外交の天才がいなかったのでしょうが、蒋エンがすべき事は、蜀は頼りになる国である事を、呉に見せ付ける必要があったと思います。
(PC)