25 蛮犬
ホウイク 字は子異。酒泉郡表氏県の人。涼州従事としてスタートを切り破羌の長を代行。張猛が反逆し、刺史の邯鄲商を殺し、「邯鄲商を弔う者は死刑だ。」と命令を下したことを聞くや、すぐさま遺体の安置された所に赴き号泣し、その後会見の際、張猛を殺そうとしたが、張猛は(部下に?)命じて(ホウイクを?)殺させなかった。これによりホウイクは忠烈の士として聞え渡った。 大守の徐揖に要請され主簿となったのち、郡民が謀反し城を包囲した。ホウイクはそれをかいくぐり張掖・燉煌郡にこれを知らせ出兵を頼んだが聞き入れられず、結局出兵したが時既に遅く、城邑は敵の手におち、徐揖は死んでいた。三年間彼の為に服喪した。曹操はこれを聞くと彼を召し寄せて掾属とした。文帝の御世、西海大守にまで昇進、後に召し帰されて中散大夫に任命された。 解釈に困ったので()を付けました。それが正しいとは断定しづらいんですが。因みに姓名の「ホウ」はホウ徳の「ホウ」、「イク」はさんずいに「育」と同じ漢字です。
(W21S/au)