3 しす
六朝時代の道教の資料に「真霊位業図」というものがあります。
要するに神様カタログです。
その第七階位には現世で皇帝や王や武将だった人物が配されています。
そこには曹操や司馬懿、劉備なども含まれているそうですが、関羽の名は無いそうです。
ということは彼は魏晋南北朝時代には道教の神としては認知されていなかったことになります。
ただ彼の終焉の地、玉泉山には既に廟があったらしいというのは何かの本で読んだけど忘れた(爆)
彼が具体的に神に報じられた記録としては『仏祖統紀』に隋の高名な僧、天台智大師のもとに関羽がの霊が現れて仏法に帰依したいと願い出たというのがあります。
そこで智大師は時の帝、煬帝に上奏し、伽藍神に祀ったそうです。
余談ですが天台智大師は天台宗の開祖です。
(PC)