34 赤龍
流れ矢の件に関しては、『三国志』劉表伝に「堅流矢の中る所となりて死し(堅爲流矢所中死)」とあります。ここのちくま訳が「流れ矢にあたって」となっています。
しかし、以前さんざん話題になったように史書に見える「流矢」は、日本的意味の「流れ矢」ではありません。
>>29で引用されてるように「黄祖の部下が木々の間に隠れて矢をはなち、孫堅を射殺した。」と、偶然それた矢にあたったのではなく、はなから孫堅を狙った射撃であること、つまり「流れ矢」ではないことが明白ですね。
(PC)