34 飛び入り
軍事面では法正
内政面では孔明
と劉備は考えてました。
法正は性格はかなり陰険なようで、劉備が上蜀した後自分が高位に就いた後、以前いじめられた上司を殺害しています。
孔明は『やりすぎではないのか?』と劉備に忠告していますが、劉備は目をつぶっています。
軍事面でいうと孔明よりも信頼している記述が残されています。
性格は陰険ですが、その分度胸も座っていて、劉備が熱くなり前線に出すぎて指揮してしまい、側近が矢でバタバタと死んでしまい、法正は劉備に下がらせようとしますが、劉備は聞く耳を持ちません。そこで、法正はあえて劉備の前で指揮をするわけですが、あまりの危なさに劉備が『危ないから下がれ!』と言いますが、法正は『殿が前線で戦っているのに、私が下がるわけにはいきません』といい、劉備は冷静になって、下がったそうです。
長くなりましたが、このように軍事面に関しては法正を信頼して逆らう余地がなかったのです。
(P2102V/FOMA)