4 巫俊(ふしゅん)
>>3
朱家さんの提案は興味深いです。
又、論旨も明確ですから、考えさせられる内容です。

とっさに考えが浮かびませんが、劉禅は日本の中世で例えれば「鎌倉国家」(鎌倉幕府、鎌倉将軍府)や「奥州国家」(平泉政権、奥州将軍府、奥州探題)の主権者にあたるのではないでしょうか。
日本では「新皇」を称した平将門が滅びて以来、地方の割拠勢力が「天皇」や「皇帝」を称して自立したことはないですが(南朝はもともと天皇なので「自立」から除外します)、劉禅はその「皇帝」版だと考えます。

魏は蜀を滅ぼしても、「皇帝」を称したことを「誤り」であったと認めるだけで安楽公に封じて許しています。
本来、大逆罪なのですから劉禅の三族(近親)を夷(皆殺し)としても足りないくらいです。
ところが許されているので、「皇帝」であったかは不問にされてるといっていいでしょう。つまり条件は鎌倉国家や奥州国家と同じです。

さて、私は魏側の下した劉禅への責任についてあまり述べていないですが、それは当時の支配階層の論理で「責任」を追求することにさしあたりの意味を見出せないからです。

共産国家の首長の責任を私たちが要求する場合、相手国の支配する論理にそって責任を要求する訳ではありません。そういう必要はないです。

三国国家の首長の場合も、その責任は私たちの方法で取って頂きます。
私たちが要求する責任なのだから、人民から搾取して後宮を営む君主に、「君主制の原則」とやらを尊重して批判しなければルールに反すると主張されても、私は容認する気はありません。

私は「宇宙艦隊」と「タイムトラベル機構」さえ指揮下にあれば、躊躇なく三国国家を滅ぼしますので。
三国の首長たちは降伏すれば許して「歴史的遺産人物」として厚遇しますよ。
(PC)