9 大伴
話は変わりますが、私はシンタリティ(その地域の人に共通する性格)というのはあると思います。「肥後もっこす」だとかは良く使いますね(無論、これをステレオタイプに論じるのは危険)。国民性、県民性という言い方は良く使われます。

さて、ここに徐州琅邪郡の出身者の一部をあげてみましょう。

諸葛亮(風伯を使役)
諸葛瑾(息子の恪は白沢図を読む)
徐盛(偽の城で魏軍を欺く)
諸葛誕(腹心の部下呉綱の四百年前の先祖が、生きている様な姿で発掘される)
華佗(出身では無いが遊学。天才医師)
葛洪(神仙になる為の方を記す)
干吉(仙人)
左慈(仙人)
葛玄(左慈の弟子)

無論徐盛のエピソード以外は真実では無いでしょうし、後付けも多い事でしょう。しかしこの地域は特にオカルティックな印象を人々に与える様な、そんな人物が多かったのでは無いでしょうか。
(F2102V/FOMA)