正史では結構暴れ者の公孫サン、陶謙、馬超辺りが比較的真っ当な人物として描かれているのはやはり劉備君のおかげですよね。
>>8吉川英治という人はヒロイックファンタジーにおける英雄の描き方というのをよく解っていたのではいたのではいたのていう気がします。
吉川三国志で劉備が母親の存在を理由に義勇軍結成を渋るのは、叔父夫婦の存在を理由にオルデラーンへ行くことをためらうルークの姿と被るものがあります。
神話研究で有名なジョーゼフ・キャンベルによると、英雄たる者は一度はこうして冒険に出ることを躊躇うものなのだそうです。