48 蛮犬
盧植 字は子幹。タク郡タク県の人。意志強く節義高く、人に迎合することはなく、州郡からの招聘にも応じなかった。黄巾の乱が起こると、北中郎将に任命されたが、敗戦を喫し処罰された。ニ度目の尚書就任の際、少帝を脅迫した張譲を叱責した。張譲らは謝罪し、自殺した。董卓が廃立を企てたときも、殷の太甲と前漢の昌邑王を引き合いに出し諌め、危うく処刑されそうになったが、蔡ヨウのとりなしで助かった。後に老齢と病を理由に退官し、192年、死去。
(W21S/au)