10 巫俊(ふしゅん)
そういえば、陸遜の会話文の中には、公孫淵についても蛮夷に属する存在として表現することがありましたね。
会話文というより上奏文か。
別に真に受ける必要はないんですけどね。只たぶんちくま訳とかじゃそれっぽい別の語に置き換わってそうな気もしますし、私は感覚としては同じ中国系の勢力であるとか、李カクみたいな人物であっても、見る人が公孫淵なり李カクなりに「内なる蛮夷」を感じるんだろうと思っています。

世間では、「異民族」というと遠くにいる人たちという印象があるんだと思うんですが、「民族」というのは自分の内側にあるんだ、すぐ横に潜んでいるんだというのが私の感じた想いというか動機ですかね。
(PC)