20 朱家
鶴さん>このスレは素晴らしいんですよ。ありそうでなかったスレですから。ただ「知識をお借りして…」とあり、敷居が高くなってるのが、非常にもったいない。
このスレをヒントに、新しいスレを立てます。ご了承下さい。
このスレをヒントに、新しいスレを立てます。ご了承下さい。
(PC)
22 赤龍
>>15
黄皓って知名度の割にいまいちよくわからん人物ですよね。
権力を握った、朝廷を専横したとかはよく見るものの、具体的な悪事が少ない。
朱家さんの話に近いものとして、諸葛亮伝注の『異同記』にも興味深い記述がありますね。蜀の長老の話として、陳寿は諸葛センに恥辱を受けたことを根に持ち、諸悪の原因を黄皓におしつけたうえ、諸葛センはそれをただせなかったと記したと。
この記述の真偽は不明ですが。それにしても陳寿、この手の悪口よくいわれてるなあ(笑)
そもそも、宦官という時点で士太夫からは軽蔑される存在ですから、それが権力をもっただけでもう悪とみなされそうですから。
個人的には黄皓、十常侍に悪事でもスケールの及ばない小悪党というイメージです(笑)
黄皓って知名度の割にいまいちよくわからん人物ですよね。
権力を握った、朝廷を専横したとかはよく見るものの、具体的な悪事が少ない。
朱家さんの話に近いものとして、諸葛亮伝注の『異同記』にも興味深い記述がありますね。蜀の長老の話として、陳寿は諸葛センに恥辱を受けたことを根に持ち、諸悪の原因を黄皓におしつけたうえ、諸葛センはそれをただせなかったと記したと。
この記述の真偽は不明ですが。それにしても陳寿、この手の悪口よくいわれてるなあ(笑)
そもそも、宦官という時点で士太夫からは軽蔑される存在ですから、それが権力をもっただけでもう悪とみなされそうですから。
個人的には黄皓、十常侍に悪事でもスケールの及ばない小悪党というイメージです(笑)
(PC)
23 巫俊(ふしゅん)
賈充です。
充の父の豫州刺史賈逵は政務に励み、戦争で荒廃して傷跡の深い豫州の復興に尽力したことで、領民にも慕われていましたが、
子の賈充はといえば、魏の皇帝高貴郷公を殺害した弑逆の徒と呼ばれています。
皇帝を殺したからといって、必ずしも逆臣の汚名を漫然と受け続ける必要はないと思いますが、
皇帝を殺してまで達成される賈充の大義があるかというと、司馬家の走狗だからという以上の理由はなく、
(それとも隠されている?)
個人的には4世紀はじめの五胡十六国の混乱をつくった原因のひとつは、西晋王室の功臣として、政策を立案した賈充にも求められると思っています。
政策があれこれというよりは、政治の仕組みをつくり上げた建国の功臣の手が血に汚れていることが問題なんです。
賈充は爵位を保ち富貴を手にしたまま、長寿を得てベッドの上で死にました。
賈充自身の人生は悪いものではなかったかもしれませんが、悪い先例をつくってしまったような気がします。
皇帝殺した人が安楽に生きて権勢を誇って、そして気ままに死んでいったんです。
それじゃ俺も賈充に習って幸せに生きよう、そのためには政敵の抹殺も厭わない・・・・・
そんな空気が西晋の終わりの暗澹たる社会には漂っていたんじゃないでしょうか。
魏・呉・蜀の他のどの人も、私は取りたててさほど歴史上重要な悪人だとは思わないんですけど、賈充は歴史上重要な位置にいる悪人だと思います。
西晋の政権に悪がはびこった結果、八王の乱と胡族の南下を許し、天下の民は再び漢末の如き阿鼻叫喚を、たった100年経つか経たない間に経験することになったんですから。
これは怖ろしいことなんじゃないかと。
充の父の豫州刺史賈逵は政務に励み、戦争で荒廃して傷跡の深い豫州の復興に尽力したことで、領民にも慕われていましたが、
子の賈充はといえば、魏の皇帝高貴郷公を殺害した弑逆の徒と呼ばれています。
皇帝を殺したからといって、必ずしも逆臣の汚名を漫然と受け続ける必要はないと思いますが、
皇帝を殺してまで達成される賈充の大義があるかというと、司馬家の走狗だからという以上の理由はなく、
(それとも隠されている?)
個人的には4世紀はじめの五胡十六国の混乱をつくった原因のひとつは、西晋王室の功臣として、政策を立案した賈充にも求められると思っています。
政策があれこれというよりは、政治の仕組みをつくり上げた建国の功臣の手が血に汚れていることが問題なんです。
賈充は爵位を保ち富貴を手にしたまま、長寿を得てベッドの上で死にました。
賈充自身の人生は悪いものではなかったかもしれませんが、悪い先例をつくってしまったような気がします。
皇帝殺した人が安楽に生きて権勢を誇って、そして気ままに死んでいったんです。
それじゃ俺も賈充に習って幸せに生きよう、そのためには政敵の抹殺も厭わない・・・・・
そんな空気が西晋の終わりの暗澹たる社会には漂っていたんじゃないでしょうか。
魏・呉・蜀の他のどの人も、私は取りたててさほど歴史上重要な悪人だとは思わないんですけど、賈充は歴史上重要な位置にいる悪人だと思います。
西晋の政権に悪がはびこった結果、八王の乱と胡族の南下を許し、天下の民は再び漢末の如き阿鼻叫喚を、たった100年経つか経たない間に経験することになったんですから。
これは怖ろしいことなんじゃないかと。
(PC)