76 天草
さらに武器ではありませんが、諸葛亮の発明品『木牛』について…

木牛は、腹部は四角で頭部は曲線形、一本の脚に四本の足、頭部は領〔うなじ〕の中に入り込み、舌は腹についている。多量のものを載せうるが走行距離は短く、大きな用途に適し、小まわりに使ってはならない。単独走行では数十里、多数での走行では二十里行く。
曲線部が牛の頭をなし、並んでいるのが牛の脚、横になっているのが牛の領、転がるのが牛の足、上を覆っているのが牛の背、四角いのが牛の腹、垂れているのが牛の舌、曲線になっているのが牛の肋骨、細かく刻まれているのが牛の歯、立っているのが牛の角、細いのが牛の鞅〔むながい〕、手にとるようになっているのが牛の鞦〔しりがい〕である。
牛は二本の轅〔ながえ〕にすがり、人が六尺進むと、牛は四歩進む。一年分の食糧〔しょくりょう〕を載せて、日に二十里走行し、人出はそんなにいらない。
(PC)