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SMAPがオリコン上半期2冠@

■【オリコン上半期】SMAP解散も2冠 総売上&アルバム1位

 『オリコン2017年上半期ランキング』(集計期間:2016年12/26付〜17年6/19付)が22日に発表され、昨年末をもって解散した国民的人気グループ・SMAPの音楽・映像ソフト(シングル+アルバム+ミュージックDVD+ミュージックBlu-ray Disc)総売上額が86.7億円を記録し、「アーティスト別トータルセールス(ATS)」部門1位に輝いた。また、解散直前の昨年12月21日にリリースされたデビュー25周年記念のベストアルバム『SMAP 25 YEARS』も売上枚数116.0万枚で1位となり、上半期2冠を獲得した。

 解散/引退および活動休止状態にあるアーティストが上半期のアルバム部門1位を獲得したのは、当時活動休止状態にあった米男性デュオ、サイモン&ガーファンクル(1971年度=『明日に架ける橋』)に次いで2組目。国内アーティストとしては史上初となった。

 上半期で100万枚を突破したアルバムは、AKB48『次の足跡』(2014年度1位=上半期売上103.7万枚)以来3年ぶり。男性アーティストとしてはMr.Childrenの『Mr.Children 2005-2010<macro>』(2012年度1位=同105.6万枚)、『Mr.Children 2001-2005<micro>』(2012年度2位=同101.5万枚)以来5年ぶりのメガヒット作品となった。

 また、キャリア25年4ヶ月(デビューから解散まで)での上半期アルバム1位獲得は、松任谷由実が1993年度に『TEARS AND REASONS』で通算5度目の同部門1位を獲得した20年11ヶ月を上回り、キャリア最長記録となる。

 このほか、SMAPの映像集『Clip! Smap! コンプリートシングルス』(昨年12月28日発売)が、音楽DVDとBlu-ray Disc(BD)の売上枚数を合算した総合ミュージックDVD・BDランキングで49.7万枚(DVD=26.8万枚、BD=22.9万枚)を売り上げ2位に。DVD、BD両ランキングでもそれぞれ2位となり、初の上半期TOP3入りを果たした。

 上半期ATS部門TOP10は以下のとおり。SMAPは同部門の発表を開始した2009年度に9位(上半期売上総額22.8億円)に入って以来のランクインで初制覇となった。

◆オリコン2017年上半期「アーティスト別トータルセールス部門」
1位 86.7億円 SMAP(ビクターエンタテインメント)
2位 62.1億円 嵐(ジェイ・ストーム)
3位 44.4億円 AKB48(キングレコード,AKS)
4位 35.4億円 Kis-My-Ft2(エイベックス・トラックス)
5位 31.7億円 乃木坂46(ソニー・ミュージックレコーズ)
6位 28.7億円 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE(rhythm zone)
7位 26.8億円 back number(ユニバーサル ミュージック)
8位 20.8億円 関ジャニ∞(インフィニティ・レコーズ)
9位 19.5億円 Hey! Say! JUMP(ジェイ・ストーム)
10位 19.3億円 NEWS(ジャニーズ・エンタテイメント)
※左から順位、売上金額、アーティスト(発売元)

【オリコン2017年上半期ランキング】CDショップ、専門店、複合店、インターネット通販、家電量販店、コンビニエンスストアなど、音楽・映像ソフトを販売している全国約2万2930店舗の実売データをもとに発表。集計期間は2016年12/26付〜17年6/19付まで。

(17/6/23(金)ORICON NEWS)


■SMAP 上半期ランキング2冠 3人退社受け「世界に−」圏外から再浮上

 昨年末に解散した国民的グループ・SMAPが昨年12月26日付から今月19日付までを対象とした「オリコン2017上半期ランキング」で、「アーティスト別トータルセールス部門」「アルバム部門」の初首位を獲得、2冠を達成したことが22日、分かった。解散や活動休止状態のアーティストによる上半期アルバム1位は国内アーティスト史上初。19日に元メンバー・稲垣吾郎(43)ら3人の退社が明らかになって以降は、シングル「世界に一つだけの花」が圏外から25位に急浮上するなど再び動きを見せている。
 昨年末で解散した伝説のグループが、解散後にまた伝説を作った。

 昨年12月21日に発売した25周年記念ベストアルバム「SMAP 25 YEARS」は期間内に116万枚を売上げ、上半期アルバムランキング初首位を獲得した。解散・引退や活動休止中のアーティストによる獲得は、71年度のサイモン&ガーファンクル以来、2組目の快挙。国内アーティストとしては初だ。

 シングル「世界に一つだけの花」は、解散騒動時にファンの購買運動により300万枚を突破していたが、さらに売り上げを伸ばした。また、解散前の12月28日に発売したBlu−ray/DVD「Clip! Smap! コンプリートシングルス」は49・7万枚と音楽映像作品部門2位のヒット。シングル、アルバム、DVDなどを併せた売り上げは、上半期で86・7億円となり、アーティスト総売上げで首位に輝いた。

 集計期間が終わってもSMAPへの熱い支持は続いている。

 19日に稲垣、草なぎ剛(42)、香取慎吾(40)の退社が発表されると、同曲は19日付オリコンデイリーシングルランキング100位圏外から25位に急浮上。アルバム「−25 YEARS」も19日付同ランク82位から29位に浮上した。メンバーを応援するファンの動きは今も続く。

 3人が退社する9月まで、あと3カ月。ファンの継続愛で、SMAPが年間首位となる可能性も出てきた。

(17/6/23(金)デイリースポーツ)