1 陽花

吾郎主演舞台『No.9』3年ぶりに再演

■稲垣吾郎の舞台『No.9-不滅の旋律-』が再演 新ヒロインに剛力彩芽「頑張りたい」

 俳優の稲垣吾郎が主演する舞台『No.9−不滅の旋律−』が、2015年の初演以来3年ぶりに再演されることが7日、わかった。11月11日より東京・TBS赤坂ACTシアターを皮切りに12月大阪公演、横浜公演、2019年1月の久留米公演が決定。稲垣演じる“楽聖”ベートーヴェンの葛藤と情熱の人生を描き、彼を支える架空のヒロイン・マリア役を新たに剛力彩芽が演じる。

 タイトルの“No.9(ナンバーナイン)”が指すのは、ベートーヴェンが書き上げた9番目にして最後の交響曲、「交響曲第九番ニ短調作品125」。日本では“第九”と呼ばれ、特に第4楽章の主題は『歓喜の歌』として親しまれている。その「歓喜」に至るまでにベートーヴェンが経験した、幼少期の父親からの暴力、母の死、貧困と孤独、報われぬ想い、そして音楽家にとって致命的ともいえる聴覚障害など多くの困難。偏屈な激情家と化した天才が持つ人間味溢れるさまざまな面を、稲垣が全身全霊で熱演する。

 稲垣ベートーヴェンの世界を構築すべく、最強のクリエイティブチームが舞台を構築。演出に白井晃氏、脚本に中島かずき氏、音楽監督に三宅純氏と舞台界をけん引するタッグが集結。実在の人物に独自の解釈と俳優の持ち味を織り込みながら、周囲の人々の関係性のなかで生きるベートーヴェンを一人の人間として描写し、生演奏によって立体化させていく。

■稲垣吾郎コメント

「僕にとってはとても大きな作品でしたので、再演できることが夢のようでうれしいです。もともとクラシック音楽もピアノ音楽も好きでしたが、この作品を通してベートーヴェンが好きになりました。演じるにあたって勉強させていただいたことで、よりベートーヴェンの素晴らしさや音楽の素晴らしさを感じ、今では自分の生活の色々な場面で聴いています。演じるまでは、音楽室にある肖像画の、ガウンを着て、気難しそうな顔をして、『ジャジャジャジャーン♪』なイメージでしたが、こんなにも人間らしくて、強くて弱くて、性格悪くて、性格良くて、優しくて......人間の魅力が詰まった人物だとは!わずかな瞬間でもステージの上で彼になりきって、疑似体験できたのは最高の時間でした。この『No.9』は、俳優としてさらに舞台が好きになった作品でもありました。演出の白井さんの頭の中と、ベートーヴェンの頭の中が、一気に劇空間となって表れた作品だと思っています。白井さんとも久しぶりなので今から楽しみです。今回は約半分が新キャストですが、舞台はキャストが1人変わるだけでも全く違うものになるので、前回ご覧になった方にも楽しんでいただけると思います」

■剛力彩芽コメント
「まだ実感が湧いていないというのが正直な気持ちです。2年ぶりで緊張もありますが、舞台は大好きなので、お話をいただいた時はすごく嬉しかったです。演出の白井晃さんが以前から大好きで、演出された作品もいろいろ観に伺っていました。いつかご一緒できたらと思っていたので、ドキドキしながらも本当に楽しみです。稲垣さんは、お芝居でご一緒するのは初めてです。お稽古(けいこ)でしっかりぶつかっていきながら、そこで生まれるものを大事にしていきたいです。私の演じるマリアはベートーヴェンを支える女性でもありますので、私もそうなれるように頑張りたいと思います」

(18/6/7(木)ORICON NEWS)


■稲垣吾郎、主演舞台3年ぶり再演決定!ヒロイン剛力彩芽も意気込み

 元SMAPの稲垣吾郎(44)の主演で2015年に上演された舞台「No.9−不滅の旋律−」が、11月11日から東京・TBS赤坂ACTシアターで再演されることが6日、分かった。

 作曲家のベートーベンが難聴を乗り越えて交響曲第九番などを生み出す半生を描く物語で、ベートーベン役の稲垣以外の主要キャストを一新。稲垣を支えるヒロイン役に剛力彩芽(25)とその姉のピアノ職人役に村川絵梨(30)、剛力の義兄役に岡田義徳(41)らが決まった。

 3年ぶりの再演に稲垣は「僕にとってはとても大きな作品。再演できることが夢のよう。舞台はキャストが1人変わるだけでも全く違うものになるので楽しんで頂けると思う」とアピール。

 2年ぶりの舞台で稲垣とは初共演となる剛力も「私の演じるマリアはベートーベンを支える女性でもある。私もそうなれるように頑張りたい」と意気込んでいる。12月2日まで同所で。

(18/6/7(木)サンスポ)