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『マスカレード・ホテル』完成披露会見@

■キムタク、“オフ”の長澤まさみの姿を暴露 本人赤面「天気が良かったから」

 俳優の木村拓哉(46)と女優・長澤まさみ(31)が20日、都内で行われた映画『マスカレード・ホテル』(来年1月18日公開)完成報告会見に出席した。初共演となる2人だが、木村は「実は御本人にも伝えたんですけど自分が車を運転している最中に路上で長澤まさみさんを目撃した」とプライベートでの長澤の姿を暴露。本人を赤面させた。

 その際の長澤の様子について木村は「帽子もマスクもメガネもしてない。彼女のままいるんです。誰も友達もおらず一人で道をゆっくり歩いていて空を見て思い切り笑顔だったんです」と報告。すかさず長澤は「天気がよかったんです」と理由を明かしながら「本当に素の状態を道で見られてました」と照れ笑いを浮かべた。
 
 劇中で連続殺人事件を解明するためホテルに潜入するエリート・新田浩介を演じた木村は刑事役に初挑戦。「ようやくバトンが回ってきたと思ったんですけど撮影が始まった次の日にはホテルマンになっていたので…」と“潜入捜査”をするキャラクターだけに刑事らしい演技はほとんどなかったそう。「通常だと必要な刑事の動きはあまりなかったので“セカンド”を待ちたい」と刑事役の再オファーをアピールしていた。

 シリーズ累計320万部を突破した東野圭吾氏による人気ミステリー小説を実写化した今回、東野氏本人からコメントが到着。映像化オファー多数も「イメージを固定されたくなかった」と断り続けてきたという東野氏だが、連載中(新田として)漠然と思い浮かべていたのが木村だった、と許諾したことを明かした。

 その事実を打ち上げで初めて耳にしたというエピソードを紹介しようと木村は「すべて撮影が終わって打ち上げをやらせてもらって。そこに東野幸治さ…東野圭吾さんが…東野幸治さんじゃない」とまさかの言い間違いをするというお茶目なハプニングも。長澤は思わず口を抑えてこらえ、和やかな一笑いが起きていた。

(18/11/20(火)ORICON NEWS)


■キムタク初刑事役も「セカンド待ちたい」再挑戦意欲

木村拓哉(46)が20日、都内で行われた主演映画「マスカレード・ホテル」(来年1月18日公開、鈴木雅之監督)の完成報告会見に出席した。刑事役に初挑戦し、早くも“続編”に意欲を示した。初共演の長沢まさみ(31)と息のあったところを見せる一幕も。ソロ俳優としての幅をさらに広げている。

会見は、映画のロケ地でもある東京・ロイヤルパークホテルで行われた。木村は黒のスーツとネクタイ姿で登場。これまでドラマや映画で数々の役を演じてきた木村だが、刑事役は初挑戦だ。「他の職業は割といろんな方面やらせていただいたのですが、ようやく初めて刑事の役のバトンがまわってきたなと思いました」とオファーを受けた当時の心境を振り返った。

ただ、ホテルの潜入捜査のため、撮影2日目からはホテルマンの格好になった。「モチベーションは警察官なんですけど、容姿も所作もホテルマン。異色なバトンがまわってきたなと思いました」と笑った。

昨年4月公開の「無限の住人」、今年8月の「検察側の罪人」に続いて、3年連続の主演映画が公開される。「マスカレード・ホテル」は、東野圭吾氏の小説を原作としたミステリー。長沢はじめ小日向文世(64)高嶋政宏(53)前田敦子(27)勝地涼(32)らが出演する新春の注目作。ソロの俳優として活躍の場を広げる木村にとって、新たな代表作になる可能性もある。

初共演の長沢の印象については「長沢さんが出演していた作品も拝見していましたし、自分の役をしっかりと全うされている方だと思っていました。実際ご一緒して、一切逃げないし、全力だし、やっぱりこの人って一生懸命な人だというのがクリアになってよかったです」と話した。「大変だったというエピソードよりは、セッションを楽しんでいた感じ」と振り返った。

プレッシャーのかかる大作で異色の役柄に挑戦した。それでも、満足する様子はない。「(刑事)オリジナルの状態での捜査の瞬間は1日もなかったんです。いわゆる刑事の動きがあまりなかったので、『セカンド』を待ちたいと思います」と早くも続編に意欲を見せた。ソロの俳優として、さらなる挑戦、さらなる進化を続ける。【横山慧】

◆「マスカレード・ホテル」 東野圭吾の同名小説が原作。08年から月刊誌「少年すばる」に掲載され、11年に単行本として発刊。シリーズ累計310万部を突破した「マスカレード」シリーズの第1作。都内で起こった3件の殺人事件には不可解な数字の羅列が残されており、予告連続殺人として捜査が始まる。ホテルマンに扮(ふん)した新田浩介(木村)が犯人を追うが事件は急展開を見せる。

◆長沢まさみ、初共演の木村拓哉は「頼れる兄貴」

木村との初共演について、長沢は「最初は緊張しましたけど、木村さんはどんなにぶつかっていってもすべて受け止めてくれました。目の奥の心で、私の目を見てくれて、頼りがいのある方でした」と語った。「スタッフにもキャストの人にも平等に接してくださって、裏表なくて、みんなの頼れる兄貴って感じで気さくでした。すごく素直な先輩だなって」と笑顔で伝えた。

木村から「以前運転していた時に、道を1人で、ものすごい笑顔で上を向いて歩いている長沢さんを目撃したんです」と暴露されると「天気が良かったんです! 本当に素の状態を見られていました…」と照れ笑いした。

(18/11/21(水)日刊スポーツ)