1 陽花

剛主演映画『台風家族』舞台挨拶

■草なぎ剛、台風被害の千葉へ「心を強くもってもらいたい」

 俳優の草なぎ剛が14日、都内で行われた映画『台風家族』の舞台あいさつに出席。冒頭で台風15号の被害を受けた千葉県に触れ「台風家族ということで先にお話したい。千葉で大変な生活をされてる方がたくさんいると思う。心を強く持ってもらいたい。キャスト・スタッフ一同、心からお見舞い申し上げます」と言葉を送った。

 同作は、強制性交罪で起訴された新井浩文被告が主要キャストとして出演しているため公開が延期していたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で劇場上映されることとなった。

 「公開も危ぶまれていた」と振り返った草なぎは、改めて歓声を浴びると「この映画は(市井昌秀)監督がすごく力を入れて作ってくれて、伝わるモノがあるからSNSや口コミで広がった。すごく注目していただいて、ありがとうございます」と感謝した。

 舞台あいさつにはそのほか、MEGUMI、甲田まひる、藤竜也、市井監督が出席。物語は、2000万円を銀行から強奪し、一時世間を騒がせた鈴木一鉄(藤)と、その妻・光子(榊原るみ)の夫婦。事件から10年経った2018年夏、事件後に行方不明になった両親の仮想葬儀で財産分与を行うため、どんな仕事も長続きしない小鉄(草なぎ)が妻・美代子(尾野真千子)と娘・ユズキ(甲田)を引き連れて実家へ戻る。再び集結した鈴木家を中心に大きな騒動が巻き起こる。

 キャストを代表して草なぎは「ここに立ってるみんなと、お芝居であるけど血の通いあった家族になれた。それがスクリーンを通じて、皆さんにも感じていただけたと思うとうれしいです。僕自身もステキな作品に出会えた。これを気に頑張っていこうと。本当にたくさんの方に支えられている。みんなの力を借りて、手を取り合って頑張っていきたい」と感慨深げな表情で話した。


(19/9/14(土)ORICON NEWS)