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中居が巨人のリーグ優勝についてコメント@

■中居正広「MVPはやっぱり坂本」…巨人の5年ぶりVに芸能界のG党も大興奮

 5年ぶり46度目のリーグ優勝を果たした巨人に、芸能界のG党も大興奮だ。タレントの中居正広(47)にとっても待ちに待った戴冠に喜びはひとしお。自身が選ぶMVPには、主将・坂本勇人選手を挙げた。巨人の生え抜き右打者として最多39本塁打など大車輪の活躍で、15年シーズンに主将就任してから初優勝。「今年はいい酒が飲めますよ、本当に。次は、久しく見ていない日本シリーズ。ぜひ、ぜひ! ですよ」とCS突破、そして7年ぶり日本一へと大きな期待を込めた。

 優勝、おめでとうございます! ありがとうございます!

 ぜいたくを言えば東京ドームで、と思っていましたけど。今季は巨人に限らず、セ・リーグどのチームも本当に苦しんでギリギリの戦いだったと思います。圧倒的なチームはなかった。その中で頭ひとつ、少しだけ巨人が抜けていたのかな。こんなにギュッとしたペナントレースは久しぶり。本当に少しの差でしたから。

 最後まで7、8、9回は定まらなかった。ジャイアンツが一番、リリーフ陣がまとまっていなかったんじゃないかな。その中で優勝ですよ。だから、野球って面白いもんだなって思う。

 まとまらなかった中でも、特に前半戦は中川投手。すごい優しい顔をして、いつも自信なさそうに「僕で大丈夫かな」「抑えられるかな」という雰囲気。(17年で引退の)山口(鉄也)投手を思い出します。誇らしいですよ。左投手では田口、高木、中川の3枚がいて、右は大竹が出てきて、沢村がいてデラロサ。みんな防御率2点台ですよ。中継を見ていても、あぁもうそろそろ先発が交代かなってときに、中継ぎのリストを見ても、すごく層が厚いなって見ていました。

 打線でいうと、やっぱり丸選手が本当に大きかった。点をきれいに線にしてくれたというか。丸選手は、巨人の選手としても野球人としても、一回りも二回りも大きくしてくれたのは、広島との開幕戦。4打席連続三振だと思います。アウェーのようなホームのような。あそこで4三振したことで新しい野球人としての丸選手の誕生だと、そのとき思いました。

 いつも新聞で順位表の隣にあるチーム成績も見る。いつもは防御率だったのに、今年は本当にホームランが多くて、多いチームが強かった。その中でキャリアハイ39本塁打の坂本選手。主将になって初めての優勝。本当に良かった。

 MVPは、やっぱり坂本選手でいいんじゃないかな。僕ら見ている立場は、ワンサイドで負けている試合とかは、お酒飲みながらダラダラ見ていたりする。そんな試合でも、ピッチャーに声をかけにいきますし、本当に一打席一打席、一球一球をまったくもって無駄にすることなく、しかも毎日出続けて成績を残すって、本当に素晴らしいこと。

 今年は若林、増田大、山本と若い選手も出てきました。そして、後ろにドスンって慎之助がいる。阿部選手は今年、本当に勝利のために貢献するっていう姿勢をすごく見られた。本当にいい雰囲気なんだろうなと感じる。原監督が戻ったことによってシュッとするものもあって、今の巨人にはそれが必要で、それがいいふうに転がったんじゃないかな。

 優勝するチームは、やっぱり層の暑さ。若手と中堅とベテラン。今、本当にバランスとれているし、この基盤を作ったのは由伸監督だと思っています。由伸監督が3年間ずっと積み上げてきたものが開花した年であるということも、信じたい。

 もう本当に万歳万歳万歳。この後は、何とか日本シリーズにいってほしい。本当、お願いしますよ。去年はあっという間に終わった。早いよ! もう終わっちゃったよ!って。今年は、まだ楽しみは1つも2つも残っている。日本シリーズ、日本一、久しぶりに見たいですね。久しく見てないですからね。いいお酒が飲めます。本当におめでとうございます!(談)

 ◆中居 正広(なかい・まさひろ)1972年8月18日、神奈川県生まれ。47歳。2000年の巨人開幕戦(東京D)で国歌独唱、14年にSMAPとして国歌斉唱を担当。04年アテネ五輪から夏冬8大会連続でTBS系中継のメインキャスター。07年からフジテレビ系野球番組「たまッチ!」(不定期放送)に出演。13、17年の「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で日本野球機構公式サポーターを務めた。

(19/9/22(日)スポーツ報知)