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1:陽花

【リアルサウンド】慎吾『20200101』インタビュ(後編)@

■香取慎吾『20200101』インタビュー(後編)
香取慎吾が明かす、『20200101』の歌詞に込めた“10%の本音”「僕の言葉なんだけど、僕だけの言葉じゃない」

 香取慎吾が、2020年1月1日にソロとして初のフルアルバム『20200101(ニワニワワイワイ)』を発売。リアルサウンドでは、香取の歌手・クリエイターとしての一面を掘り下げるべく、インタビューを前編・後編に分けて掲載する。

 同作の聴きどころは、様々なアーティストによる豊かな楽曲群はもちろんだが、ヒリヒリするようなフレーズ、つい深読みしたくなるような歌詞にも注目が集まっている。前編インタビューにもある通り、参加アーティストと密にコミュニケーションを取りながらアルバム制作は行われ、歌詞についても双方の意見が取り入れられたという。

 香取慎吾は、どんな気持ちを持って作詞に臨み、ひとつひとつの楽曲にメッセージを込めていったのか。後編では、『20200101』収録曲の歌詞を紐解くとあわせて、役者・アート・歌手とマルチな活動を行う香取に、表現活動やファンに対する思いを語ってもらった。(編集部)(【前編インタビュー】香取慎吾が語る、一度離れて実感した音楽への愛着と『20200101』「僕が好きなものしか詰まってない」)

◆いいことばっかりじゃないっていう思いは、常に自分の中にある

ーー今回のアルバムの曲の歌詞は、すべて香取さん自身が関わっているんですよね?

香取:そうですね。最初はみなさん、今までの僕のイメージで、曲や歌詞を書いてくれていたんですけど、「そうじゃないんです」っていう話をして。フィーチャリングの人たちと僕が合わさったときに、何か新しいものが見えたらいいなっていう。なので、歌詞については細かく、語尾や言い回しも含めて、それぞれのアーティストと話をしましたね。

ーーその歌詞なのですが、結構踏み込んだ表現だったり、意味深な言葉も入っているような気がしたのですが……。

香取:あ、そうですか。たとえば、どんな曲ですか?

ーーそうですね……〈愛情とかうんざりなんだ〉〈才能ないや見限ってくれよ〉と歌い上げる「I’m so tired」とか。

香取:ああ、氣志團の綾小路翔さんと一緒に作った曲ですね。でも、それは普通に翔さんとどういう曲にしようかって話している中で、「才能があり過ぎて疲れますよね」、「だけど断れないんですよね」、「でも、結局そうやって求められると嬉しいし、自分も楽しいんだけど、クタクタですよね」みたいな話から、ああいうテイストの曲になったっていう(笑)。

ーー〈従順なカスタマー/素直なユーザー/裏切りたいエンターテイナー〉というサビのフレーズが印象的な「ビジネスはパーフェクト(feat.スチャダラパー)」は、どうですか。これも、なかなか意味深な歌詞かと(笑)。

香取:ああ、これもけっこう大変でしたね。というか、本当に全曲そうやって、みなさんと何時間も話す時間を作ってもらって、一緒に考えていったので……それこそ、他のアーティストさんと話していて、「ときには疲れることもあるじゃないですか」みたいな話になったら、「ちょっと待って。それは今、綾小路さんと一緒にやっている曲のテーマだから、その方向はやめよう」とか、「慎吾ちゃん、ファッション好きだから、そっちをテーマに作ろうか」ってなったら、「あ、それは別の曲のときにも話したので」とか、そうやって、歌詞の中身についても、それぞれ違う感じになるように意識して。そのバランスは、しっかりと考えました。

ーーなるほど。

香取:そういう意味では、KREVAさんと一緒に作った曲は、わかりやすいですよね。女の子との恋愛みたいな感じの曲がなかったから、「KREVAさんと僕で、ひとりの女の子を奪い合うような曲はどうですか?」、「いいですね」みたいな。さっき話に出たSALUくんの曲は、「慎吾ちゃん自身の歌があまりないから、慎吾ちゃんの曲を作ろうよ」って書いていったものだし……そう、だから、ちょっと意味深に聴こえるような歌詞は、意外と僕発信ではないところが多いかもしれないです。最終的に外したものもいっぱいあるけど、残っているものに関しては……それこそ「10%」の歌詞じゃないですけど、10%ぐらいでも自分が持っているものだったら、そのまま残したり、それでもちょっと強いから外そうかって言っても、yahyelの時みたいに、それでもこの歌詞を歌って欲しいっていう思いが強ければ、やっぱり一緒に作っているものだから、このまま残そうかってなったり……。

続く→
2020/1/28(火)
 
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