1 陽花

中居がジャニーズ退所会見(22)

― ありがとうございます。思いついたら教えていただけたら。

― 先程ライブ、ツアーを埋めていたファンはどこいっちゃたんだろうってお話されてましたけど、さっきインタビューでやった「世界に一つだけの花」の曲は、皆さん解散されてから、ファンが悲しんで、いわゆる購買運動となって再ヒットしたのですが、そのことについてどんなふうに?

中居:嬉しいですよ。嬉しいですし、もちろん申し訳ない。解散、コメント出してるてるわけでもないんで。迷わせてしまっているというか、ありがたいって思いと申し訳ないなって。それはみんな感じていることなんじゃないかと思います。全部知ってますよ。親友がなんかやってくれましたとか。その当時いちいちリアクションしてませんでしたけど、全部耳にも目にもしっかり届いてきてましたし。

― じゃあ、ファンの気持ちっていうのはしっかり?

中居:はい。

― ところで作曲の方が、作った方が逮捕されてしまいましたけど、そのことについては?

中居:僕、報道もちょっと。週刊文春も見ることもないですし、どの情報が正しくて、どの情報が誤報なのか、わからないんですけども。わからない中で、評価をするのは大変申し上げにくいところなんですけど。やってはいけないことは、やってはいけないです。ありえないです。

― あの曲は名曲だと思うんですけれど、いつかは1%と99%の間で、また歌いたいなって気持ちは?

中居:いや、僕、ひとりなんで歌えないです。あの曲をひとりで?(少し歌い出す)いや、そういうのできないです。歌えないですよ。他のパートとか。自分のパートでもギリギリなのに。でもスマスマの最終回の俺の「音程はやばかったぞ」とは友達から聞きました。「お前、ハンパないな」って。なにがハンパないのかと思ったら、「随分はずしてたぞ」って。

― じゃあますます自信が?

中居:嫌ですよ、もう。あそこ絶対当てにいったのに、はずしてるっていうね。

― 環境を変えるっていうの意味では「新しい地図」の方に合流っていう選択肢もあったと思うんですけど、それについて考えたことはなかったんでしょうか?

中居:選択肢がなかったですね。ひとりでやってみようって。将来共演するなりはなんなりは、先程申し上げた通り1から99までかもしれないんですけど。やっぱり3人が出たわけですから、そのときの「あー」の感じとか、「どういう気持ちだったか」っていうのは、味わわなければいけないなとは思います。

― 例えばジャニーズ事務所に残った方が仕事もたくさん選択肢がこれから先も広がっているかもしれない中で、独立することのメリットというか。独立することによって、どんな可能性が広がっているかについて。

中居:デメリット…。先程と重複するかもしれませんけど、僕の中で4月以降の理想というのが全く描けていないっていうのが本当にこれは正直なんですよね。これをやりたいとかこういう可能性があるんじゃないかとかじゃなく、もっとその手前の何かの山を、ギラギラした感じにちょっと戻るかな、戻らないかな。環境変えて戻れればいいけど、戻ったところで環境変えてできないかもしれないし繰り返しになるかもしれないし、今の段階で本当に新しいことに挑戦しようとか、なんかこれをやってみようとかYouTuberやってみるとか、Twitterやってみるとかそういうの全然ないですから。でもそれが湧き出てくるかもしれないですし、必要になってくるかもという風な感じに落ちるかもしれないし、理想があればね本当にそこに向かっていけばいいんですけど、今の段階で理想を探しに行くという段階なのかなと思います。

続く→