1 陽花

中居がジャニーズ退所会見(27)

― SMAPは今でもは好きですか?

中居:あのね、解散して3年じゃないですか、昨日とかも家電量販店にいたんですけど、やっぱり「SMAPの中居君ですか?」って今でも言われます。これ不思議で、解散した当初はそう聞かれても「そうです、こんにちは」って感じでしたが、今は何の引っかかりもなく。なんでだろうね。わかんないですけど、普通のおじさん、おばさん、若い人とかも「もしかしてSMAPの中居君ですか?」と聞かれるので、またしばらくはSMAPの中居君なのかなって思いますね。

― 中居さん喋りは芸能界を代表するものだと思うのですが、トークに関してジャニーさんへの感謝の気持ちはありますか?

中居:もちろんですよ。お喋りをする機会を1番最初にもたらせてくれたのはジャニーさんで。当初はジャニーさんが書いた台本を丸暗記してステージに立つということもありましたし、先輩のステージの前説もやらせていただきましたし。1番最初がジャニーさんだったので。なんで僕を喋らせようと思ったのかわかんなかったです。でもその前にどなたかいらっしゃるのかなって思っても僕の中でそんなに見当たらなかったので。何を模範にしてと思ってた10代だったと思います。

◆木村拓哉、新しい地図について

― SMAPでジャニーズ事務所に残留するのは木村さんのみになると思います。今、木村さんに対しての思いを教えて下さい。

中居:もちろん歌も芝居も自分の好きなことができていると思います。想いがあって伝える時には直接するんじゃないかなって思います。

― 年末年始に新しい地図が「笑ってはいけない」に出演したことはどう思いましたか?

中居:大みそかは「紅白」もありましたし、「ガキ使」もありましたけど、すごく「SASUKE」派なんですよ。派で言ったらね。「紅白」でも「ガキ使」でもない。申し訳ない。面白かったですか?

― 何かの報道で、中居さんがご覧になって「良かった」と言っていたと聞いています。

中居:その感想を僕が言ってたんですね。ありがとうございます。本当ですか?でもね、僕、「SASUKE派」なんです。「SASUKE」見ているんです、大晦日。

― 「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」はその後ですよね?

中居:温泉に行っていて見れませんでした。地元の友達と。あの、やっぱり見なきゃだめですか?見る前提ですよね?例えば、見たければ見ますし、聴きたければ買って聴きますし、行きたければ行って観ます。別にそういう風に思っていないから、当時からですけど、誰々が舞台をやっていても行かないし。

― 草なぎさんが「全裸監督」になって、中居さんのことばかり話していて。「中居さんとどれくらい飲みに行きますか?」「何話しているんですか?」「僕のことも話しますか?」と…。

中居:すげぇ(頭に)入っていますね。一言一句(笑)。

― 報道が間違っていたのだと思うのですが、中居さんが(新しい地図を)「よかったよ」と言っていたと聞いているのですか。

中居:ガキに3人に出た感想を僕は聞いたんですね。あなたの感想を僕が。ありがとうございます!面白かったんですね。うけてました?

― めちゃめちゃウケてました。

中居:あぁ、よかったです。僕、「SASUKE派」なんです。

― そうですよね。DVDも出ると思うんです。

中居:あぁ、本当に?はい。

― 松本さんは、中居派だって言っていましたよ。

中居:僕は「SASUKE派」です。それに引っかけているんです、気付いてください!

◆SMAPへの思い「今でもSMAPの中居くんって言われる」

― 先ほど、今でもSMAPの中居くんと言われるという話がありました。そのときの心境は?

中居:何にも。過去の中居くんでいいですよって感じです。もう全然。例えば周りの人が評価してくれることはありますけど、中居くんって人もいれば中居さんって人もいればですけど、本当に8、9割の人がSMAPの中居くんって言いますから、別に否定するものでもないですし、解散したよって言うわけでもないですし。ずっとそれで生活してきたわけですから、パンってなるわけじゃないですから。見てる方ももちろん僕らも気持ちがパンって切れるわけじゃないですから、別に違和感はないですね。

─ 3年経ってSMAPへの思いの変化は?

中居:あの騒動の時にやべえグループだなって思いましたね。自分じゃない感じですね。自分じゃないところでどんどん、自分の目の前で大きくなっていくなっているなとか、育ってきてるなって。自分の近くにあるものだと成長過程とか大きくなっていくプロセスが分かるけど、自分が分からない報道で出て、その報道をいちいち確認しているわけではないから、本当にただただ普通のおじさんなわけで、そういうのを感じて、リセットされた時に思うと、本当に自分なのかなっていう風には多々あったと思います。

続く→