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新しい地図がコロナ対策基金立ち上げ

■新しい地図、日本財団と基金立ち上げコロナ対策 医療関係者とその家族支援に3000万円寄付

 俳優の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」と日本財団は27日、新たな基金『LOVE POCKET FUND』(愛のポケット基金)を立ち上げたことを発表した。まず新型コロナウイルス対策の支援に取り組み、医療関係者やその子どもたちを含めた家族を支援するプロジェクトをスタートさせる。また、「新しい地図」として同プロジェクトに3000万円の寄付を決定したことも明らかになった。

 同基金が生まれたきっかけは昨年。「新しい地図」が始まってから2年の節目に、「どんな時でも応援していただいている皆さん(NAKAMA)の支えにより現在の自分たちが存在している、この感謝の気持ちを何かの形にしたい」という新しい地図の申し出に日本財団が応え、協力を決定した。

 そこから「皆が一つになった時にそれが大きな力になる」との思いを掲げ、一つのポケットに愛を入れていく『愛のポケット基金』構想が誕生。主に“生きにくさ”を抱えている女性や子供への支援や高齢者・地方創生に係る支援を行っていく基金を2020年春に立ち上げ、ファンミーティングにて発表するよう準備を進めてたという。

 そんな矢先、新型コロナウイルス感染拡大という災禍に世界中が見舞われたことから、まずはコロナ対策に取り組むことを決意。最前線で闘う医療関係者やその子どもたちを含めた家族の支援、両親・ひとり親感染家庭の児童の預かりなどの支援を行うことを目的とし、『LOVE POCKET FUND』内に『新型コロナプロジェクト』を立ち上げるに至った。「for youだけどfor meでもある」“あなたのめ”が“自分のため”になる、の言葉と共に「誰かにやさしくすることで自分も幸せになれる」ファンドを目指していくと掲げている。

 同時に「『新型コロナプロジェクト』のポケットに、『新しい地図』で皆さんから受けているたくさんの愛情と共に、3000万円を入れることを決めました」と発表。今後、同ファンドでは、金銭・物資面にかかわらず支えを必要とする人々に寄り添う取り組みを展開していくとしており、全支援先、支援内容については基金の公式サイト(27日午前11時にオープン予定)で随時案内していく。

 日本財団の笹川陽平会長は、「日本財団は間接経費を一切いただくことなく、皆様からいただいたご寄付はすべて支援活動にしっかりと使わせていただきます。どうぞみなさんのチカラで『LOVE POCKET FUND』をより大きなものとしていきしょう。よろしくお願いいたします」と呼びかけている。

■「新しい地図」からのコメント

【稲垣吾郎】
事態が収束し、一日も早く全ての人々が穏やかな暮らしを取り戻せることを祈って。これからも一緒に頑張っていきましょう。

【草なぎ剛】
『LOVE POCKET FUND』を通じて、つらい思いをされている方、悲しみや苦しみの中にある方に一緒に寄り添っていけたらと思います。

【香取慎吾】
今、僕らの為に頑張って下さっている方々に、みなさんの愛を届けます。
上を向いていっしょに、がんばりましょう!

(20/4/27(月)ORICON NEWS)


■「新しい地図」の3人がコロナと闘う医療現場へ3000万円寄付

 元SMAPの稲垣吾郎(46)、草g剛(45)、香取慎吾(43)によるプロジェクト「新しい地図」が新型コロナウイルス感染症の対応にあたる医療従事者支援のため、3000万円を寄付することが26日、分かった。今回は、同プロジェクトの呼び掛けで設立された日本財団「LOVE POCKET FUND(愛のポケット基金)」と協力。一般からの寄付も募り、患者急増で崩壊の危機に直面する医療現場を支える。

 「事態が収束し、一日も早くすべての人々が穏やかな暮らしを取り戻せることを祈って」。そう願う稲垣、そして草g、香取が呼び掛ける善意の輪で、最前線の医療現場をサポートする。

 3人によるプロジェクト「新しい地図」は「LOVE POCKET FUND(愛のポケット基金)」に3000万円の寄付を表明。医療関係者やその家族、両親や一人親が感染した家庭の児童の預かりなどの支援が目的で、一般からの寄付も受け付ける。

 同基金設立の経緯は昨年、3人が日本財団に「ファンへの感謝の気持ちを形にしたい」と相談。今春の立ち上げを目指して協議を重ね、生きにくさを抱える女性や子供、高齢者や地方創生など幅広く支援する方向で準備を進めてきた。

 その中で、2月中旬に国内初の新型コロナウイルス感染による死者が確認された。まずは、感染が拡大するコロナ対策に乗り出すことを決め、今月24日に設立した。

 3人はSMAP時代から自然災害などへの支援は積極的だった。1991年の長崎・雲仙普賢岳噴火、2004年の新潟県中越地震、11年の東日本大震災などで義援金や救援物資を届けた。

 草gは「つらい思いをされている方、悲しみや苦しみの中にある方に一緒に寄り添っていけたらと思います」とコメント。香取は「今、僕らのために頑張っている方々に、みなさんの愛を届けます。上を向いて一緒に、頑張りましょう」と医療従事者にエールを送った。

 今後は金銭、物資面以外の支援も考えており、SNSなどを活用した3人のパフォーマンスにも注目が集まる。日本財団の笹川陽平会長は「皆さまからいただいたご寄付は、すべて支援活動にしっかりと使わせていただきます」と約束した。

★パラスポーツの支援にも積極的

 3人は国際パラリンピック委員会特別親善大使や日本財団パラリンピックサポートセンターのスペシャルサポーターを務めるなど、パラスポーツの支援にも積極的だ。競技体験イベント開催のほかに、2018年にはパラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」の配信で売り上げた約2300万円を寄付。新型コロナに関しては、香取が25日から萩本欽一(78)とともに一都三県の共同CM「いのちを守る STAY HOME週間」に出演している。

(20/4/27(月)サンスポ)