鞭の使い方

web上に｢フリー百科事典・ウィキペディア(Wikipedia)｣というサイトがありまして
そこで｢鞭｣という単語の意味を調べるとこんな事が書いてありました。

「牛追い鞭」
長く柔軟な鞭で長さは1mから3m近いものまである。素早くふるう事によりソニック
ブームを発生させ、その音によって牛をコントロールするのに使われる農具。実際

に牛を打つ為に使われる事は希である。

「馬上鞭」
馬の尻などを打って馬に指示を出すための鞭。長さは60cmほどで先端には小さな板

が付けられており痛みよりも音を大きく鳴らすことが目的。

つまり動物に対する鞭は基本的に苦痛を与えるのが目的ではなく、合図を送ったり
威嚇する事が主目的であると。
よく考えてみればこれは当たり前の事で、カウボーイが自分の大事な商品である
牛を痛めつけて弱らせる事は無いだろうし、乗馬に至っては騎手と馬の連係が
上手く行かなければ競技で勝つ事はできません。
サーカスの調教師にしてもライオンや虎を鞭打ち、本気で怒らせたら自分の命が
危ないでしょうから、あれはあくまでも合図と威嚇の為に鞭を使うのではないかと
思います。

上記の解説を考えてみるとＳＭに於ける鞭の使い方って、昔の拷問や懲罰で使われ
た鞭の使い方よりも、現在でも動物相手に使われるこういった鞭の使い方に近い様
な気がします。
このサイトの｢チラシのウラ｣でも以前ちょこっと書きましたが、鞭やスパンキング
などＳがＭに直接苦痛を与えるプレイは、ＳＭというマイナス方向の愛情行為に
於けるＳとＭの愛情確認の手法であって、拷問やリンチとは明らかに違うという
事ではないのかと。

鈴木♂もこのWikipediaの鞭の解説でなる程と納得したのですが、こういった感じ
で自分の中の知識やそれまでの固定観念を刷新していくという事は、人間が生きて
行く上で非常に大事な事なんじゃないかなと思います。