1 鈴木♂

例の事件の初公判

「監禁王子」裁判で仰天のセリフ

東京都や青森県で女性4人を監禁した「監禁王子」の裁判が昨日、東京地裁で
行われ、初の被告人質問が行われた。

事件は'03年12月から'04年12月にかけて小林泰剛被告(26)が都内のマンションや
青森県のホテルで17〜23歳の女性らを監禁。
その際、自分を「ご主人様」と呼ばせ、女性を「メイド」と呼び、殴る蹴るの
暴行を加えながら「しつけ」と称していたものだ。

小林の容貌が少女漫画の主人公風だった事から「監禁王子」事件として話題を
呼んだが、その小林が裁判ではこう主張した。

「私は10歳くらいからSMの世界にいる、相手が望まない事をSがする事は無い
。それがルールだ」

要するに監禁や暴行はSMプレーだったというのだ。
被害者はPTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しんでいるのによく言う。

検察側の冒頭陳述書には小林が語った言葉として「家畜」だとか「お仕置き」
「しつけ」などという言葉が頻繁に出てくる。
小林はこうした言葉についても、自分から陳述した事を否定した。
前代未聞のSM裁判は今夏にも結審する。

             2月17日付infoseek楽天・ゲンダイネットニュース
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2 鈴木♂
昨年の春に話題となった事件の初公判が最近行われたというニュースです。

鈴木♂が考えるには、彼はそもそもSMというものを監禁調教シュミレーション
ゲームのリアル版だと勘違いしているのではないのかと (-_-;) 。

ですから監禁された女性がメイドというか奴隷として自分に尽くしてくれる様に
なればゲームクリアであって、それ以外の結果ではゲームオーバーだと考えて
青森や東京でその「ゲーム」をクリアするまで行おうとしていたのではないのかと
 (-_-;) 。

普通のSMマニアでも拉致、監禁、調教というパターンを夢想する事があります。
しかしそれは「犯罪だから行ってはいけない」という歯止めが自分の中で働いて
SMマニアが実行に移す事は殆どありません。
しかし小林容疑者がそれを繰り返したという事は、彼の中にはその歯止めが無い
という事ですから、おそらく彼はこの件に関してだけではなく全ての事柄に於いて
「やってはいけない事」と「やってもいい事」の判断が付かない人なのではないので
しょうか?

「やってもいい事」と「やってはいけない事」という判断というか、その倫理観は
脳がまだ未熟な幼児の頃から親や周りの人から教えられて身に付くものなのでは
ないのかと鈴木♂は思います。
ですから小林容疑者という人は子供時代にそれを経験する機会が無かったという
人だったのではないのかと。

いずれにしろ彼は初犯ではなく再犯ですから、執行猶予無しの実刑判決になると
思いますが「三つ子の魂百まで」という格言をちょっと思い知らされる事件では
ないかと鈴木♂は思います。
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3 鈴木♂
なお余談ですが、上記の元記事はゲンダイネットですから、日刊ゲンダイという
講談社系日刊紙の記者さんが書かれた文章ではないのかと思うのですが
「女性を監禁暴行するという事は単なる犯罪であって、けしてSMなどではない」
という主張が文面から伺えて鈴木♂はちょっと嬉しくなりました。

何故なら、かつての日本では「SMマニア=性犯罪者予備軍」という誤った認識が
あって、それによって多くのマニアが誤解と迫害を受けたという経緯があります
ので、この記事を書かれた記者さんがどういった方なのかは鈴木♂は全く分かり
ませんが、少なくともSMというものに対する正しい認識が今の日本には広まって
いるという事を伺わせる文章なのではないかと思います。
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