1 鈴木♂

携帯小説

無料レンタルサーバー・魔法のiらんどの個人HPで書かれていた携帯小説「恋空」
が昨年秋に出版化され、上下巻合わせて120万部以上売れるという大ヒット作になりました。
そして今秋には東宝で映画化されるのだそうで、こういったパターンでヒットした
携帯小説には数年前の「DeepLove」があるのですが、現在ヒットするというか
「売れる」書籍はこういったインターネットが発信源となっているものが大半では
ないかと鈴木♂は思います。

数年前の「電車男」や「鬼嫁日記」、「今週、妻が浮気します」といったお話はweb上の
掲示板やブログが元ネタとなって最後にはドラマ化や映画化までされたのですが
その進行のスピードが驚くべき速さだった事を考えると、出版業界のみならず
TV局や映画会社までもが「売れそうな新ネタ」をweb上で日夜捜し続けている
というのが現在日本の現状なのかもしれませんね。

ちなみに制作予定の東宝映画「恋空」はTBSも出資しているみたいですから
TVドラマ化もほぼ間違いないと思います。
(PC)
2 鈴木♂
ではヒットした携帯小説とはどんな感じの小説なのかというと、こんな感じの
小説です。


「ギャ!グッワ!待ってくれ!待ってくれ!」
 オヤジは、叫んだ。
「許してくれよ!入れたかっただけなんだから」
「バキッ!ボコッ!」
 ケンはかまわず殴り続ける。
「ヒッー!助けてー!助けてー!」
 オヤジが悲鳴に近い叫び声をあげた。
「お前みたいな奴がいるからいけないんだ!」
 ケンが叫びながら殴り続ける。
「ギャー」
 オヤジの血があたりに飛び散った。ケンのコブシも血で染まっている。
「世の中!狂ってんだよ!狂ってんだよ!」
 ケンの形相は、もうフツウではなかった。その様子を見ていた、ミクも従業員も言葉を失ってしまっていた。思わずミクが言った。
「店長!それ以上やったら死んじゃう!」
「ガッシ!ボカ!」
 ケンには、まったく聞こえていない。オヤジも失神したのか動かなくなった。
「キャー、やめて!」
 ミクが叫んだ。
「あっ……はい」
 従業員が後ろからケンを押さえた。


これは有名な「DeepLove」の一節なのですが、この文章で120万部も本が売れたら
笑いが止まらないのではないかと鈴木♂は思います。
(PC)
3 鈴木♂
「実話って言ってるけど本当は全部ネタだろ?」と小説がボロクソに叩かれている
   Wikipediaー恋空

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%8B%E7%A9%BA


 「恋空」に登場する斬新な日本語の用法をまとめた「恋空事典」

    http://50.xmbs.jp/ch.php?ID=koisorawarosu&c_num=64285

「廊下の裏」って何だろうか? (-_-;) 。
(PC)