カローラターボ

先週の新潟県内は強い西高東低の気圧配置による季節風によって大荒れの天気と
なりましたが、このサイトを御覧の皆様方もそんな冬の新潟を如何お過ごしの事
でしょうか？。
先週はスウェーデンのサーブが経営破綻したり、東証株価がまた大幅下落したりして
経済的にも大荒れの一週間だったのですが、そんな中で鈴木♂はこんなニュースを
見つけました。


(前略)
トヨタ『カローラ』にターボモデルの「GT」が発売された。
正確にはTRDトヨタテクノクラフトが「カローラアクシオ」の「X」グレードに
ターボを搭載しECU、TRDスポルティーボサスペンション、エアロパーツ、17インチ
ホイールなどを装備した「カローラアクシオ“GT”」だ。
クラッチカバーも強化されており機械式LSDはメーカーオプションで用意されている。
(後略)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２月19日付けYahoo!ニュースより

鈴木♂が20代の若者だった'80年代には色んな車にターボ仕様があって、日本の車も
個性の豊かな時代だったのですが、それが'90年のバブル崩壊以降、環境問題を重視
する時代の流れによって次々と無くなってしまいました。
おそらくはこの新型カローラターボも今の燃費規制や排ガス規制などをクリアした車
なのだろうと思いますが、それでも今の時代にカローラという伝統ある国民車？に
ターボを付けてみようと考えたトヨタの中の人はちょっと偉いのではないかと
鈴木♂は思います。

ちなみに上記の記事を書いた記者さんはあんまり車に詳しい人ではないみたいで
ECUというのは電子制御化された現代の車には全て装備されているコンピューターの
事です　(ｰ_ｰ;)　。

　　　　　このカローラターボを製造するＴＲＤの公式ＨＰ

　　　　　　　http://www.trdparts.jp/parts_axio-turbo.html

ちなみにこの車の値段は250万円前後でエンジン出力は150馬力なのだそうですが
オプションで用意されている17インチアルミホイールが一台分で21000円というのは
激安というか大丈夫なんだろうか？　(ｰ_ｰ;)　。

昨年末に大規模な｢派遣切り｣を行い50％以上の減産を行っていたトヨタも４月から
５月にかけて増産を行うという情報が先週末になってから入って来る様になりました。
トヨタやホンダの部品を扱っている自動車部品会社に勤務する鈴木♂もこれでちょっと
安心したという感じです。
３月に出荷できる完成品状態で在庫を持っていると税金が掛かるし、これから大手
自動車メーカーは春闘の季節を迎えますから４月までは今のままで行くという姿勢は
大企業としては当たり前の事なのかもしれませんが。

今みたいな不景気の時代だからというかどんな時代になっても人間にとって本当に
必要なのは｢夢｣なのではないのかなと鈴木♂は思います。
そう考えてみるとこのカローラターボも燃費や環境問題、安全性向上という規制に
縛られた現実から解き放たれたちょっとした｢夢｣の存在なのではないのかと。
新車が売れないと嘆くよりも例えこういった後付けターボでもメーカー純正改造車
として発売してみようというトヨタの姿勢は正解なのではないのかなと鈴木♂は
思います。