1 鈴木♂

月はどっちに出ている

月末でもあったので相変わらず仕事でバタバタとしていた鈴木♂です。
予定では3月までこんな感じらしいのですが、トヨタの北米でのリコール問題
などの影響もこれから出てくるのかもしれないので、これからどうなるのか
先が読めないといった感じです。
しかしあれって「もっとアメリカ製の部品を使え」と米政府に圧力を掛けられた
トヨタがアメリカの現地企業にアクセルペダルを作らせたらこうなった
というのが真相ですから、これからどうなるのかちょっと興味があります。

そんな月末に鈴木♂はこんなニュースを見つけました。

民間信用調査会社の帝国データバンクは28日、映画「フラガール」「パッチギ!」
などを制作した映画制作・配給会社「シネカノン」(東京都渋谷区)と関連会社の
計2社が同日、民事再生法の適用を東京地裁へ申請したと発表した。
負債総額は計47億300万円。
同社は1989年に創業し、韓国のヒット映画「シュリ」などを配給したほか、
2006年公開の「フラガール」では数多くの映画賞を受賞するなど注目を集めた。
しかし、ここ数年はヒット作に恵まれず、飲食部門も不振が続いていた

                 1月28日付け読売新聞電子版記事より

フラガールは着想が面白いと思ったのですが、少し雑な演出と時代考証が
ちょっとアレだったのでそんなに良い映画だとは思わなかったのですが
'93年の崔洋一監督作品「月はどっちに出ている」は大傑作だと思いました。
(PC)
2 鈴木♂
在日朝鮮人社会をリアルに描いたこの映画なのですが、差別&放送自粛用語
満載で監督が在日韓国人じゃなかったらたぶん色んな団体から猛抗議が
来ていただろうなと思います。
花嫁が民団、花婿が朝鮮総連所属という結婚式に主人公が呼ばれるシーンでは
披露宴のカラオケの順番をめぐって民団と総連がケンカになるという場面が
面白かったですね。

崔洋一監督はのちに「血と骨」というビートたけし主演の映画を作りますが
その映画に出てくるビートたけしの息子役(新井浩文)の成人した姿が
「月はどっちに出ている」の主人公であるタクシー運転手(岸谷五郎)です。
これはどうしてそうなのかというと両方の映画が共に梁石日(ヤン・ソギル)氏
の自伝小説を原作にしているからです。

内容が内容なのでDVDにもなっていないし、TVで放送される事も殆ど無いという
この映画なのですが、崔監督の代表作じゃないかと鈴木♂は思います。
(PC)
3 鈴木♂
ここ数日雪の降らない一月としては温暖な日々が続いている新潟県内なのですが
こんな調子でいつの間にか冬が終わると良いんですけどね。
明日から二月、カナダではG7と冬季五輪が行われます。
さっきスーパーに買い物に行ったら入り口近くには落花生とか鬼のお面が付いた
節分グッズが並べられておりました。
今年の節分は2月3日(水)です、豆だけでちょっと淋しかった節分も近年は
恵方巻きという大阪発祥の海苔巻きが登場してちょっと華やかになりました。
クリスマスイブにはケーキ、バレンタインデーにはチョコレートという
アイディアを考える日本という国はやっぱり面白い国だなと思います。
(PC)