霜月

色んな事があった今年も早いもので残りあと二月となってしまいましたが
このサイトを御覧の皆様方も如何お過ごしの事でしょうか？。
今秋は例年よりもちょっと暖かい日が多くてその所為なのか亀虫が昨年よりも
多く発生しているのですが、亀虫が多い年の冬は少雪になるという言い伝えも
ありますから次の冬は比較的平穏な冬になるのかもしれませんね。

カナマイクロを買ってみた鈴木♂なのですがあれから色々と試してみました。
CDをMP3化してカナマイクロで聞くというのは普通に成功したので今度は
ダウンロードしたyoutubeのFLVデータからMP3の音声データを抜き出して
カナマイクロで聞いてみるという実験を行いました。
Flash Playerでも有料版にはその機能が付いているらしいのですが、鈴木♂が
使っているFlash Playerは勿論無料版なのでそんな機能はありません　(ｰ_ｰ;)　。

そこで｢えこでこツール｣というフリーソフトを使ってみたのですが
最初は初期設定そのままの出力ビットレート(8kbps)で変換してみて見事に失敗、
次はレートを上げて(64kbps)何とか成功しましたが、音声が何故かモノラルのみ
という事でこれまた失敗、最後はレートをもっと上げてみて(96kbps)何とか
youtubeの音質と同じくらいになったのでやっと成功といった感じになりました。

ソフトによっては128kbpsでビットレート固定というのもあるのだそうですが
自分で音質(データ量）を変えられるというのもある意味便利じゃないのかなと
やっとの事で成功した鈴木♂は思います　(ｰ_ｰ;)　。
ちなみにカナマイクロはMP3の他にWindowsMediaAudioの形式でも再生できます。

先週、作家の北杜夫氏が亡くなられましたが鈴木♂はたぶん日本の小説家では
氏が一番好きな作家だったと思います。
鈴木♂が昔ちょっだけ書いていたネタ日記「夢みるように眠りたい」は今風に
言うと氏の小説「奇病連盟」からのインスパイアというかオマージュでした。
氏は躁鬱病で本を書くと言っては出版社から金を借り、それを株や先物取引に
注ぎ込んでは当然の如く大失敗して、最後に奥さんが関係各所に頭を下げて廻る
という家族に迷惑を掛けまくる典型的な昭和の文豪そのものでしたから
奥さんもかなり大変だったろうなと思います。
昭和40年代ギャグが炸裂するユーモア小説「奇病連盟」なのですが
今でも売っているのかとwebで確認してみたらかなり前に絶版になっていました。

降る雪や明治は遠くなりにけり　と中村草田男が俳句を詠んだのは昭和6年(1931年）
の事でした。
明治時代最後の年が明治45年(1912年)ですから単純計算として1931−1912＝19
つまり20年くらい経てば「遠くなりにけり」と感傷に浸れる年月になれるのでは
ないのかなと思います。
そうしてみると平成という年号ももう23年ですから　昭和は遠くなりにけり
と普通に云える時代になったのかもしれませんね。

　　　　鉄カブトの女

　　　　　http://www.youtube.com/watch?v=y2diIo9qBtA

これは最近鈴木♂が見つけた動画です。
1986年(昭和61年)に発売されたパール兄弟の12インチシングルレコードの
プロモビデオなのですが、監督は手塚治虫氏の息子さんである手塚真氏です。
鈴木♂は今でもこの12インチシングルレコードを持っているのですが
当時28才のサエキけんぞう(佐伯建三)さんが若い　(ｰ_ｰ;)　。
ちなみに1986年という年はJAL123便が御巣鷹山に墜落した年の次の年です。