日曜日情報
アーモンドアイは熱がこもりやすい体質で、ドバイ遠征でも「レース後に水をかけるのが遅い」と吉田勝己氏が激怒したという情報もあり、昨年の桜花賞後も熱がこもって倒れてしまい、他のジョッキーから「オークスで使うのは無理」と言われていたほどです。それでもオークスを制した辺りは性能の違いと言え、暑い時期での1戦となった安田記念では致命的な不利を受けながらでも3着に食い込んでおり、この時期のレースなら体調面の不安もなく盤石の1頭と言えます。---------121アーモンドアイ前走の安田記念では3着となりましたが、序盤の不利で後方からとなり3〜4角でタイトに進められてコースロスが如実に響いてしまった形となりました。前が出し切って進められる展開となり、こちらとしてはL1の減速でようやく突っ込んできましたが前半のポジショニングの差が響いてしまう格好となってしまいました。安田記念では上がり32.4が示す通り、この馬自身はほぼ限界まで出し切りましたが、それでも届かなかったのは最序盤の不利と言えます。この馬は外からあのラップで進めても突っ込んできてしまうレベルの馬で、基本的に後ろ過ぎないところから出し切れれば届く脚は持っているため、不利さえ受けなければこの馬が勝利に一番近い1頭と言えます。-----------blastアーモンドアイ安田記念では3着と久々に敗れましたが内容はかなりのインパクトで、14番枠から出負けしてさらに外からロジクライが寄れてきたので接触する不利を受けてしまいました。そのまま後方で進めざるを得ない形となり、コントロールを利かせつつ後方馬群の中で折り合わせながら3角に入っていく恰好となり、3〜4角でもペースが落ちない中で後方馬群の外目、中で包まれて直線。直線序盤で我慢強く待ちつつL2で進路を外に確保し切ると渋太く伸びるもまだ3列目で、L1でグンと差を詰めて来ましたがわずかに及ばず3着まで。平均ペースで流れてトップレベルのマイル戦としては若干緩い展開となり、その分中盤の3〜4角で息が入らず11.3-11.2と加速しながらL3で11.1というラップとなっており、典型的なロングスプリントの競馬となり、このパターンではコーナーで外というのはかなり厳しい競馬となっていました。外を回して甘くなった馬が多い中で、かなりのロスがありながらも一頭だけ違う脚を見せてきたこの馬は一番強い競馬をしており、今回も最有力の1頭と言えます。-----------winアーモンドアイ展開的にはロングスプリントの形になった方がこの馬の素材を前面に引き出せるため、アエロリットの存在は歓迎材料で、ギアチェンジ戦になった場合にはサートゥルナーリアとダノンが厄介な存在となってきます。サートゥルナーリアとダノンプレミアムはどちらもロングスプリントでは甘さを見せており、アエロリットが強気の競馬をしてきた時には不安が大きくなってきます。今回は2番枠を引き当て、内枠で包まれて動けないうちにこの2頭に出し抜かれるパターンが一番避けたい展開で、アエロリットを昨年のジャパンカップ時のキセキと見立てて昨年のジャパンカップのような形で進める競馬が理想となります。今回は出負けしなければ3列目ぐらいは狙えそうなだけに、その位置を目標にして前の馬を選びつつ、出し切れる競馬を展開できれば素材は1枚抜けているだけに圧勝まであり得る1頭と言えます。-------------11netアーモンドアイ状態面に問題なく極端な競馬にさえならなければ信頼度は一番の馬。実力的にもかなり高いレベルにあり、特に後半のロングスプリント適性は現役馬の中では抜けており、昨年ジャパンカップで見せた勝ちパターンのキセキをマークして捕えるという競馬は衝撃のパフォーマンスでした。あれだけ後半長く11秒前後を連続してくるのは超高速馬場巧者でないと不可能で、素材も高くないとできません。また、ハイペースでも対応できていており、ドバイターフは2秒ぐらいハイペースの流れでしっかりと直線鋭く反応ができて勝利してきました。また安田記念はこの馬の位置だとスローでしたが、それでもレース全体で流れている中で後方外目から3〜4角で淀みなく進む流れでロスがありつつも最後まで差し込んできているだけに、展開面に対する不安はなく最上位の存在となります。
日曜日情報
g1アーモンドアイ昨年のジャパンカップは東京の最終週でも超高速馬場状態となっており、後半が早すぎるのでバランス的に超スローで流れた格好になっていました。L3最速11.0もですが、L5−4とコーナー地点で11.4-11.4とキセキが強気の仕掛けを展開したことで5Fから速くなり、中盤でも11秒台後半となっていました。中盤はポテンシャル、後半5Fはロングスプリントの展開となり、段階的な加速で後半の素材面を強烈に問われた一戦となり、後半のロングスプリントでキセキが出し切ったところを捕えて2馬身差をつける圧勝。超高速馬場適性の高さはかなりのもので、これだけ長く11秒台前半を刻み続けることができるというのは凄まじい次元の能力と言えます。L3では10秒台に入っている計算となり、分散した中でしっかりと速いラップも踏めており、強かったの一言。スワーヴリチャードとの比較で見ても前にいてキセキを追いかける形で突き放している形だけに、勝負付けが済んでしまったようなレベルの決め手の差を見せつけた1戦と言えます。今回はアエロリットが飛ばした場合でも対応できる追走スピードは既に証明しているだけに、大きな死角が見当たらない1頭と言えます。--------kkkmaアーモンドアイこの馬のベストパフォーマンスは昨年のジャパンカップで、ジャパンカップは超スローからの超ロングスパート戦からもう一段の脚をキセキとこの馬だけ引き出して千切ってきたという内容でした。あれを見る限りでは長距離的な競馬をしてきたと言えますが、ドバイターフでも強いパフォーマンスを見せており日本式で大体46.1-48.2という感じでかなりのハイペースの中、L4で12秒台に落ちて後半4Fは12秒前後で消耗気味の展開となり、前半のスピードを高いレベルで要求された1戦となりました。ペースがかなり速くアーモンドアイの位置でもハイペースに近い競馬になっており、その中で後半勝負での再加速戦で抜け出す脚が素晴らしく、反応の良さを見せることができたのは大きな材料です。後半に余力を残して末脚を出し切って良さが出るタイプの馬なのは間違いありませんが、流れた中での一脚という競馬でしっかりと抜け出して後続を完封できているというのは素直に高く評価でき、このパターンでやれたのは大きな収穫と言え、適性的にはどんな展開になっての不安の無い1頭と言えます。-----g1cアーモンドアイ昨年はオークスよりも、日本ダービーの時計の方がコンマ2秒速いものでしたが、終いの決め手は、ワグネリアンよりもアーモンドアイの方が上で、ワグネリアンの上がり3ハロン34秒3に対してアーモンドアイの上がり3ハロンは、33秒2。ペースとラップの違いはありますが東京の芝2400mはこの時期の3歳馬にとってはタフなコースで、2分23秒台という時計はハイレベル決着と言えます。3歳春という時点を加味すれば、ワグネリアンの時計も評価できるもので、アーモンドアイはワグネリアンより1秒以上も上回る決め手を繰り出していながらもまだ余裕がありました。東京の芝2400m戦で2分24秒0を切って上がり3ハロン33秒5以下の時計をマークした馬は過去のオークスでは皆無で、ダービーで見ると2005年の勝ち馬ディープインパクトと、今年のダービーで4着だったエタリオウの2頭のみ。ジャパンCでは、2012年の上位5頭(ジェンティルドンナ、オルフェーヴル、ルーラーシップ、ダークシャドウ、フェノーメノ)が該当するだけで、これらの馬と同等以上の能力を持っているアーモンドアイは当然ここでも最有力の1頭と言えます。走りがしなやかで前脚が大きく伸びることによって一完歩が大きいアーモンドアイは、ディープインパクトと同じように普通のキャンターからして、他馬とはスピードが違っており、道中はスタミナを使わずに温存できて終いの決め手を生かせる事ができます。
3日開催
日曜日
中山3レース
ワスカランテソーロ
デビュー戦はレース前からテンションが高く、パドックでは馬っ気。「一旦は前に取けましたが、そのまま行かせてしまうと将来的に良くないと思ったので、位置を下げました。」との事で3着となりましたが、展開的には前残りの競馬だったたえめに位置を下げた事が裏目となってしまいました。そでれも最後はフラつく馬達の間を突いて伸びており、1度使って落ち着きが出れば勝ち負け濃厚の1頭と言えます。

月曜日
中山3レース
コロンドールnin
初戦は超スローの展開となり、序盤は後方に控えて徐々にポジションを上げて終始外を通りながら4コーナーの勝負所でも1頭だけ大外を通っての4着。最後も力負けというよりはキレ負けという感じの内容でしたし、キレの問われないコースに変わればさらにパフォーマンスを上げる可能性が高そうな1頭です。この馬は父が欧州ノーザンダンサー系のタートルボウル、母父がジャングルポケットで親戚にトールポピーがいるという血統背景で、今回のメンバーの中では中距離適性、持続力が問われる舞台への適性は抜けているはずで、ここはスムーズに競馬ができれば勝ち負けの可能性が高い1頭です。

月曜日
中山6レース
ポロプリンセス(強力厩舎情報馬:危険な人気馬情報)
blast本来なら今回がベスト条件で勝ち負け必至の1頭。この馬はスピード持続力型のカネヒキリ産駒で、未勝利時代も新潟コースに変わって一気にパフォーマンスを上げて7馬身差の圧勝を決めました。時計のかかりやすい新潟ダート1800mで後続を突き放して圧勝した内容を見ても500万で通用可能の馬と言え、この馬はかなりの新潟巧者の可能性があります。500万昇級後は決め手に欠ける内容で低迷していましたが、3走前に渋太さを活かす内容で3着に好走し、「久々にベスト条件で挑んだ2走前の新潟戦では1枠1番でポジションを取りきれず、スローペースで上がりのかからない展開をインで動けない形になって完全に脚を余した格好での5着ですからね。前走は3〜4角での手応えの割りにしっかりと伸びて来てゴール寸前に前2頭に際どく迫ってくれましたした。展開に左右される面がありますが、この条件なら突き抜ける可能性は高いと思います」との事。平日段階では本命候補の1頭でしたが、陣営の話では「この馬は自分から動いて行きたいタイプの馬だけに最内枠は大きな割引材料」との事で、2走前の新潟戦では10頭立ての1番枠からの競馬で前述したとおりにポジションを取り切れずに5着敗れており、今回は15頭立てで逃げ馬不在の1戦となり、最内枠となるここは危険な人気馬となります。

シャドウアイランド
3戦連続3着の同馬。2走前は中団からジワっとポジション押し上げて直線の追い比べに持ち込みましたが、抜群の推進力を見せるも前が想定よりも早めにバテると、この馬も先頭に立ってからソラを使ってしまい、最後に差し込まれての3着となりました。前走は「ソラを使うようなので、今日は前に馬を置いてゴール前まで頑張らせる競馬をしましたが、最後まで続かなかったです」と福永騎手が話しており、このクラスでも相手なりに走れそうなタイプですが、アタマでは狙い辛いタイプの馬と言えます。

月曜日
中山10レース
アカネサス11net
2走前は初ブリンカーで挑み、ダッシュ良く内の人気馬を見ながらの2番手で進めて4角では持ったまま前を交わして直線では独走状態で4馬身差の圧勝。「抜け出してからソラを使っていましたし、距離短縮、馬具を工夫してやめずに走れたとは言え、時計も優秀ですし昇級してもすぐに通用しそうです」との事で、昇級戦の前走はいきなり3着に好走しました。「スタートは良かったのですが、外からずっとプレッシャーをかけられていたので、それがきつかったですね。難しい面のある馬ですから、外をスムーズにと言う条件がつきますが、それでも昇級でここまで走れたので目途は立ちました」との事。前走は昇級で時計も速い中、外から来られてもやめずに走れており、内容を考えれば評価できます。この枠からからスムーズに競馬が出来ればすぐに勝ち上がれそうな1頭と言えます。