月いろの手紙 SONG NOTE
過去ログ117
2010/7/5 23:06
▼彩 愛 美ひまわりとカレーライス
庭に咲いているひまわりの花弁を
たくさん集めてカレーにしようと想った
一握りの花弁を小さく刻んで
ご飯と一緒に炊き込もう
一欠片のバターを落として
何時もより少し硬めの水加減で
上手く黄色く炊き上がるか心配だけど
きっと大丈夫だよとカレーを煮込んだ
付け合わせにねとひまわりの花弁を
野菜達と混ぜ合わせてサラダにしようよ
見た目にも眩しい鮮やかな色合いが
失くした食欲を呼び戻す
種はきれいに殻を外して
バターとガーリックで軽くソテー
イメージ通りのお料理が出来ると嬉しくて
友達をたくさんここに誘いたくなるね
テーブルにもひまわりを一輪
グラスに挿して飾ろう
もうそろそろカレーも出来上がる頃合いね
また一つ夏メニューのカレーが殖えたわ
＊SONG for 長谷崎 ぴあの
2010/7/5 23:06
▼彩 愛 美迷 走
もう見えない事が解っている
明日の恋をまだ追い掛けている
それは既に愛とは呼べなくなって
ただの意地を張っているだけ
誰が望んでも昨日には戻れない
一度書いた文字は消せはしないと
解っていて何故求めるの?
恋人にはなれない恋ならば
どうして直ぐに諦めて人は
新しい恋を探す事が出来ないのだろう
この先通り抜け出来ませんと
案内板がある訳でもないし
何を目安にして引き返せばいい
恋は何時でも暴走する
曲がり角一つ間違えても気付かず
違う愛の道を走り続けた
何処まで行っても闇の中
壊れたブレーキじゃ停まれない
痛みを知って尚恋をして
新しい傷増やす事しか出来ないのだろう
もうこれより先のない崖の上に居ても
その事にも気付かずに一歩前へと
進もうとする危険な恋の行方
愛してはもらえない恋なのに
ここでバスを降りて引き返し
新しいバスに乗り換えが出来ないのだろう
＊SONG for 涌井田 朱子
2010/7/2 23:27
▼彩 愛 美雨 一 円
降り注ぐ 雨一円
渇いた心に 優しさ一雨
染み行く 想い
しみじみと伝わる 心一雫
抱き寄せる程に 待ちわびた人
雨が運ぶ 飛沫で解る
急がずとも 必ず逢えると
想いの糸は一つに繋がる
降り繋ぐ 雨一円
人の輪の花を 咲かせて一雨
和み行く 時を
揺りかごに寝かせて 子守唄の雨
緩やかに開く 花の香りを
雨に問えば 街に拡がる
手を繋いで 歩いて行けると
そっと差し伸べる想いに応えて
繋いだ手は 円を描いて行く
円は全てを 柔らかく包んで行く
降り募る 雨一円
慈愛に満ち行く 恵みの一雨
連ね行く 夢の
想い繋げば 一円の心
＊SONG for Saku-Ra
2010/6/28 23:11
▼彩 愛 美Loss Time
風に舞う雨が激し過ぎて
傘が刺せない程になる
突然過ぎる爆弾低気圧に
愛は悲鳴を上げていた
ちょっとした想いの落差の大きさ
知らぬ間にこんなに開いていて
誰を責める訳じやないけれど
二人の愛の残り時間がもう
いくらもない事 解っていた
先のない愛を繋ぎ止める
ギリギリのラインで立ち止まる
引き返すのなら 今より他にはない
手遅れになるその前に
勝ち負けなんかじゃ測れやしない
愛は譲り合うものだと気付いたから
ムキになってゴールを決めるような
力任せの強引過ぎる愛
もういらない事 解っていた
時間切れでロスタイムに入る
この愛を辞めるか続けるかの
最後の決断を迫られる時
どうせ決まらぬゴール 未練もないけど
このまま終わりになんてしたくはない
もう終わる恋と解ってても
最後にせめてゴールラインを割る
今更無駄だと 解っていても
2010/6/26 0:03
▼彩 愛 美どしゃ降りの雨の中で
朝早くから騒々しく 街中に響く
屋根やガラスを叩いて 降り出した雨
途中下車を余儀無くされて行く
夢の電車の行方 確かめる間も無く
待ち合わせの場所も きっと雨の中で
人通りも減った 火曜日の駅前広場
どしゃ降りの雨の中で
傘も刺さずに 待ち続けていた
髪もメイクも崩れて心もボロボロになった
あの時のあなたは 今何処に?
柔らかい眠りから無理に剥がされて行く朝
想い出と現実入り混じる微睡み
御機嫌斜めの仏頂面をして
歯ブラシを突っ込み 乱れた髪を纏めた
幾ら身仕度を決めてみても外は雨
こんな想いのまま出掛ける気分じゃないわ
どしゃ降りの雨の日には
傘を刺しても 濡れてしまうから
待ち合わせもキャンセル予定変更の電話ね
晴れた日を選んで また今度ね
今はもう違う人を待ち 想いも変わった
こんなどしゃ降りの日には 想い出すけど
どしゃ降りの雨の中で
傘を忘れて部屋の中に居た
空いた時間を潰せず想い出に彷徨っていた
あの時のあなたを 探していた
＊SONG for 涌井田 朱子
2010/6/21 23:32